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外傷の処置(6)顔面裂創の縫合
眼周囲以外は「真皮縫合」を適用

2006/08/23

 顔面の裂創で傷が深い場合には、まず、4-0もしくは5-0位の吸収糸を用い、死腔が生じないように深部の組織を層々に縫合する。その上で、感染の危険がなく、創面の条件がよければ、傷跡をきれいにする目的で真皮縫合を追加する。皮膚縫合は、真皮縫合してあれば、表面の高さをそろえるだけでよい。バイトをなるべく小さく、また結びをなるべくゆるくして、縫合糸痕を残さないように注意する。

著者プロフィール

平林慎一(帝京大学形成外科教授)●ひらばやし しんいち氏。1976年東大卒。同年、同大形成外科入局。自治医科大形成外科講師を経て、94年より現職。日本形成外科学会専門医。

連載の紹介

【臨床講座】動画で学ぶ 小外科の基本手技
四肢や顔の小さな外傷や粉瘤、陥入爪などに対する小外科処置は、プライマリケア医にとっても欠かせないテクニックの一つ。患者に対する実際の処置を撮影したビデオを通じ、小外科の基本手技を解説します。

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