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外傷の処置(5)指尖裂創の縫合
仮止めしてからラフに縫合する

2006/08/17

 体幹や上腕、大腿などの創傷では5~6mm間隔で縫合するが、手、特に指は、もう少し狭い間隔で縫合を行う。針は、13~15mm程度の弱弯の角針が適当である。糸は、4-0から6-0程度のモノフィラメント・ナイロン糸を用い、きつく絞めすぎないように注意する。まず数カ所仮止めして、元の形に戻してから間を細かく縫合をするとよい。指先や手のひらは、一般にきれいに治る。あまり密にするより、むしろラフに縫合したほうが良い。

著者プロフィール

平林慎一(帝京大学形成外科教授)●ひらばやし しんいち氏。1976年東大卒。同年、同大形成外科入局。自治医科大形成外科講師を経て、94年より現職。日本形成外科学会専門医。

連載の紹介

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