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外傷の処置(4)止血・デブリードマン
指先や顔面では組織の温存が基本

2006/08/09

 ほとんどの出血は、生理食塩水に浸した清潔なガーゼで圧迫することで止血できるが、出血が吹いている場合などは、モスキート鉗子などで結紮止血する。デブリードマンを行うかどうか判断に迷ったら、組織を大切に温存しておく方針をとった方が安全である。特に顔面は、血行が豊富で一見壊死に陥りそうな組織でも生着する場合が多い。また指先では、組織を除去しすぎると創を閉鎖できなくなるため、極力デブリードマンを控える。

著者プロフィール

平林慎一(帝京大学形成外科教授)●ひらばやし しんいち氏。1976年東大卒。同年、同大形成外科入局。自治医科大形成外科講師を経て、94年より現職。日本形成外科学会専門医。

連載の紹介

【臨床講座】動画で学ぶ 小外科の基本手技
四肢や顔の小さな外傷や粉瘤、陥入爪などに対する小外科処置は、プライマリケア医にとっても欠かせないテクニックの一つ。患者に対する実際の処置を撮影したビデオを通じ、小外科の基本手技を解説します。

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