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外傷の処置(1)
指尖裂創処置の流れを俯瞰する

2006/07/19

◆連載開始に当たって
 ちょっとした外傷皮膚(皮下)腫瘤陥入爪などに対する外科的処置は、プライマリケアを担う医師にとって欠かすことのできない大切なテクニックである。また外科的処置を受ける患者は、誰しも「なるべく傷跡が目立たないように治してほしい」と願っている。

 しかし現在でも、縫合糸痕がムカデの足のように残っていたり、外傷時に皮下に残った異物が原因で入れ墨のような跡が残っていたりということが少なくない。一度できた縫合糸痕や外傷性刺青を消すことは、形成外科専門医にとっても容易ではない。

 こうした傷跡が残るかどうかは、処置時のちょっとした心遣いで、結果が大きく異なってくる。この連載では、実際の患者に対する処置をビデオで紹介しながら、われわれ形成外科医が日ごろの治療で心がけているポイントを解説していく。(平林 慎一)

著者プロフィール

平林慎一(帝京大学形成外科教授)●ひらばやし しんいち氏。1976年東大卒。同年、同大形成外科入局。自治医科大形成外科講師を経て、94年より現職。日本形成外科学会専門医。

連載の紹介

【臨床講座】動画で学ぶ 小外科の基本手技
四肢や顔の小さな外傷や粉瘤、陥入爪などに対する小外科処置は、プライマリケア医にとっても欠かせないテクニックの一つ。患者に対する実際の処置を撮影したビデオを通じ、小外科の基本手技を解説します。

この連載のバックナンバー

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