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ヒヤリ・ハット事例<137>
ボナロン錠 35mg 飲んだら3時間半は食事できず?

2009/02/02

1 処方の具体的内容は?

70 歳代、女性

<処方 1> 当院整形外科より。 1 月 30 日

ロキソニン錠 (60 mg)L 2 錠 1 日 2 回 朝夕食後 14 日分
ボナロン錠 35 mg 1 錠 1 日 1 回 起床時 2 日分
( 1 月 31 日と 2 月 7 日に水 180 ml で服用)


<処方 2> 当院整形外科より。 2 月 13 日


ロキソニン錠 (60 mg)L 2 錠 1 日 2 回 朝夕食後 14 日分
ボナロン錠 35 mg 1 錠 1 日 1 回 起床時 2 日分
( 2 月 14 日と 2 月 28 日に水 180 ml で服用)


2 何が起こりましたか?

  • 2 月 13 日の診察時に、患者から「ボナロン 35 mg は、昼まで何も食べられないのでとてもつらい。できれば前の薬に戻して欲しい。」と言われた。

3 どのような過程で起こりましたか?

  • 患者は、これまでボナロン錠<アレンドロン酸ナトリウム水和物> 5 mg を服用していた。1 月 30 日から、1 週間に 1 回の服用でよい、ボナロン錠 35 mg に処方を変更した。
     
  • その際、「7 日分の薬が 1 錠に入っている薬にしたので、飲むのは週に1回で良いです。ただ、成分はこれまで飲んでいた薬と同じなので、今まで同様、服用後すぐに食事をしたりしないように」と説明した。
     
  • 患者は「今まで同様」と言われたので、5 mg錠の 7 倍量であるボナロン錠 35 mg のときは、30 分の 7 倍、つまり 210 分(3 時間半)は何も食べられないと考え、朝食は食べずに昼食まで何も食べなかったとのことである。

連載の紹介

医師のための薬の時間
薬物治療に関するヒヤリ・ハット事例や薬物相互作用に関する情報を毎週提供しているNPO法人医薬品ライフタイムマネジメントセンター「医師のための薬の時間」(東京大学大学院薬学系研究科の教員が運営)。その内容の一部をご紹介します。
*印は医薬品ライフタイムマネジメントセンターのWebサイトにあり、記事にリンクしています。

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