76歳男性。意識障害、水分摂取困難
2カ月前に歩行器をつかみ損ねて前額部打撲で受診。頭部CTで異常は見られず、帰宅したが、1カ月前からむせこみがひどくなった。1週間前から過鎮静疑いがありリボトリールからランドセンに変更、4日前にはランドセンも中止した。2日前から37度前半の発熱、1日前から朝から発語が減少し、食事困難となった。当日、水分摂取困難のために当院受診。来院時の意識状態はJCS II-10だった。既往歴は統合失調症、慢性心不全、糖尿病、変形性股関節症、高尿酸血症。
連載の紹介
カンファで学ぶ臨床推論
病歴と身体所見、検査値などから鑑別疾患を考え、追加の問診や検査によりいかに論理的に診断を絞り込むことができるのか。日常診療の基礎となる「臨床推論」のトレーニングに主眼を置いたカンファレンスを収録しました。本連載は、『日経メディカル』誌の「カンファで学ぶ臨床推論」(旧タイトル:「日常診療のピットフォール」)からの転載です。
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