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湘南鎌倉総合病院「ER総合内科合同カンファレンス」
意識障害の鑑別に難渋した要介護5の83歳女性
iryoo.comより

2019/05/06
意識障害の鑑別に難渋した要介護5の83歳女性の画像

 症例は83歳の女性、主訴は意識障害です。ADLは要介護5、寝たきり、全介助、脳梗塞の後遺症で左片麻痺という方です。

 現病歴です。来院の3時間前、デイサービスで看護師が、ご本人が座位でむせるような音を聞きました。看護師が確認したところ、血圧が高かったので、かかりつけ医に連絡をします。1時間後にかかりつけ医が診察に来て、新規の神経学的所見はないことと、瞳孔も左右差はないことを確認。血圧が高いのでニトロダームの貼付薬が処方され、その場で貼付されました。

 それから1時間経過を見ていたんですけど、来院1時間前に嘔吐が出現、その後チアノーゼがあって、意識レベルが低下しているのではないかということで施設看護師が救急要請されました。救急隊接触時はJCSは3桁、血圧が高い状態でした。

連載の紹介

カンファで学ぶ臨床推論
病歴と身体所見、検査値などから鑑別疾患を考え、追加の問診や検査によりいかに論理的に診断を絞り込むことができるのか。日常診療の基礎となる「臨床推論」のトレーニングに主眼を置いたカンファレンスを収録しました。本連載は、『日経メディカル』誌の「カンファで学ぶ臨床推論」(旧タイトル:「日常診療のピットフォール」)からの転載です。

この連載のバックナンバー

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