65歳男性。四肢脱力
受診当日の未明、四肢の脱力を感じ、遠隔地に住んでいる息子に自身の状況を知らせるメールをしたが、息子からの電話には出られなかった。そのため息子が救急要請し、諏訪中央病院に搬送され、入院となった。
諏訪中央病院(長野県茅野市)昼カンファレンス
症例提示:藤田 昌宏(諏訪中央病院初期研修医)
司会:鈴木 裕起子(同病院専攻医)
出席者:山中 克郎(同病院総合内科)
若林 禎正(同病院循環器内科部長)
研修医A、B、C、D
毎日昼休みに開催される名物勉強会。指導医が司会し、研修医が最近経験した教育症例を提示する。最終診断は発表者しか知らない。症状と身体所見が少しずつ提示される中、出席者は「妄想」を働かせながら鑑別診断について自分の考えを述べる。