43歳女性。呼吸困難
近医で原因不明の慢性心不全として外来加療中の43歳女性が2カ月前、入浴直後に右不全麻痺と失語を認め、近隣病院に救急搬送された。出血性脳梗塞と診断され、保存的治療が行われたが、入院中に呼吸困難、左胸水貯留を認め、精査目的で転院した。
東京都立松沢病院水曜朝カンファレンス
症例提示:阪下 健太郎(東京都立松沢病院内科)
司会:小野 正博(同内科部長)
出席者:研修医A、B、C、D
毎週水曜早朝に行っているカンファレンス。指導医数人と初期研修医、精神科後期研修医が集まり、議論している。指導医が診断に困ったケースを自らプレゼンし、研修医に質問を投げ掛けつつ、少しずつ情報を追加していく。問診と身体所見から鑑別診断を考えることを重視する。