69歳男性。鼠径部の痛み
フィリピン・マニラ滞在中の12日前、鼠径部に「あせも」が出現した。同部は次第にただれ、痛むようになり、1週間前には発赤と腫脹、右陰のうの腫大が見られた。2日前に現地の医療機関を受診し、セファレキシンを処方されたが改善せず。帰国後、名古屋第二赤十字病院救急外来を受診した。
名古屋第二赤十字病院症例カンファレンス
症例提示:野口 善令(総合内科)
司会:横江 正道(総合内科)
出席者:医学生A、研修医B、C、D、E、F
研修医、医学生向けに、毎週木曜日に開催。救急外来、総合内科の受診患者を題材に、鑑別診断を考え、病歴聴取、身体診察、検査オーダーを正しく効率的に進めるためのトレーニングを目的としている。