74歳男性。ろれつが回らない
昼から近所の会合で飲酒を続け、いったん帰宅するも再度外出して飲酒し、20時に帰宅。自ら歩いて寝室に向かったが、しばらくすると助けを呼ぶ声がした。ろれつが回らず、立つこともできない本人を家族が発見。22時に救急車を要請、諏訪中央病院に搬送した。
諏訪中央病院(長野県茅野市)昼カンファレンス
症例提示:玉井 道裕(諏訪中央病院総合診療科)
司会:谷 直樹(同病院呼吸器内科)
出席者:佐藤 泰吾(同病院総合診療科)
山中 克郎(同病院総合内科)
研修医A、B、C、D
毎日昼休みに開催される名物勉強会。指導医が司会し、研修医が最近経験した教育症例を提示する。最終診断は発表者しか知らない。症状と身体所見が少しずつ提示される中、出席者は「妄想」を働かせながら鑑別診断について自分の考えを述べる。