主訴 45歳、女性。左下腹部痛。 受診の2日前、昼食後に昼寝をしていたところ左下腹部痛を自覚した。その後も痛みが持続するため、当院救急外来を受診した。既往歴は橋本病と高血圧で、現在内服加療中。手術歴なし。 [医師限定]ログインして全文を読む
連載の紹介 カンファで学ぶ臨床推論 病歴と身体所見、検査値などから鑑別疾患を考え、追加の問診や検査によりいかに論理的に診断を絞り込むことができるのか。日常診療の基礎となる「臨床推論」のトレーニングに主眼を置いたカンファレンスを収録しました。本連載は、『日経メディカル』誌の「カンファで学ぶ臨床推論」(旧タイトル:「日常診療のピットフォール」)からの転載です。