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記者の眼

【緊急ウェビナー開催】新型コロナ変異株の真相に迫る
新型コロナ変異株は一体何が違うのか?
大阪、兵庫、東京、神奈川でCOVID-19診療の最前線に立つ医師7人が集結

 国民の半数近くが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種を終了した米国では、2回のワクチン接種が完了した個人は屋内であってもマスクが不要となり、ソーシャル(フィジカル)ディスタンスの配慮も不要となった。米国在住の緒方さやか氏の寄稿によると、いわゆるアフターコロナを謳歌し始めている現状がよく分かる(関連記事:ワクチン普及で「コロナ後の生活」が始まる米国)。

 一方、日本ではワクチン接種がなかなか進まず、変異株が猛威をふるい、医療崩壊の危機にある。近畿中央呼吸器センターの倉原優氏は、「歴史の残る事態」と大阪のコロナ病床の現状を表現する(関連記事:大阪のコロナ病床で起きている歴史的事態)。

 これまでも我々はCOVID-19に関して取材してきた。第1波は戸惑いながら手探りで最善の対応を模索する医療現場の苦悩を。しかし、第2波以降は第1波の経験を生かし、ある程度自信を持って対応できるようになったという現場からの明るい声をよく聞くようになり、安心感も持つようになっていた。

 しかし、第4波では、再度、暗雲が垂れ込めてきているように感じる。倉原氏が言う「何かが違う」というのは一体何なのかと疑問を持たずにはいられない。

 今、全国に広まってきている変異株は、これまでの株とどう異なるのか。変異株は急速に重症化しやすくやっかいとの印象があるが、それは本当なのか。倉原氏による検査値と画像に見られる変異は何に起因するのだろうか(関連記事:コロナ第4波、検査値と画像に見られる異変)。第3波までに臨床現場が蓄積した知見だけでは変異株の治療は難しいのだろうか。

 一方で、感染力が高いため患者数が増え、そのために患者の初期対応が遅れ、治療も後手に回ることで重症者が増えるという、医療システムの課題を指摘する声もある。

 疑問は尽きない。それは読者の先生方も同じだろう。

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