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「治療を望まない人」との関わり方を考える

2022/04/08
織田うさこ

 前回の記事で、「望んでもいない人を治療するのは果たしていいことなのかどうか」といった一文を書きました。そのことで、後日談があり、今回はそのことを書かせていただこうと思います。

 私が診ている皮膚科の患者さん、Aさんは、80代の女性で普段は車椅子での生活をされています。デイの行き帰りに車椅子に移乗する際に転倒してけがをしたので、皮膚科の往診に行くことになりました。

 古い木造アパートの1階にひとり暮らし。玄関ドア隣の窓ガラスは割れたままです。靴と空き箱と服が積まれた中を歩いて奥に行くと、ベッドにAさんが寝ていました。

著者プロフィール

織田うさこ(皮膚科医・内科医)●市中病院での初期研修修了後、皮膚科医として勤務していたが、必要に迫られて、内科も勉強しながら従事している。家庭医として地域医療に貢献。何事にも必死になりすぎるタイプ。

連載の紹介

うさコメント!
2007年、小西真奈美さん主演で放映されたドラマ「きらきら研修医」のモデルとなった織田うさこ氏が、身の回りの医師について、患者との関わりについて、医療現場で起こるさまざまな出来事について、独自の視点で語ります。

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