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感染症科Q&Aシリーズ《4》
フォーカス外から耐性菌、どこまで考慮する?

2020/11/13
AntaaQA
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<救急医>
耐性菌検出歴と抗菌薬選択について
抗菌薬を選択する際、現在focusと考えている臓器とは異なる検体からの耐性菌培養歴を有した場合、その耐性菌についてもカバーすべきかどうかについて教えてください。

疑問が生じた症例を提示します。認知症で前医入院中、癒着性小腸閉塞となり当院入院となった80代男性です。

過去に痰培養からESBL産生Klebsiella検出歴があります。入院後保存的加療を開始、X+1日目にグラム陰性桿菌(GNR、腸内細菌様)が4本中3本から検出され、Bacterial translocationまたは腎盂腎炎の併発を考え、CTRXを開始しました。X+2日に基質特異性拡張型βラクタマーゼ(ESBL)産生E. coliと判明し、当院のアンチバイオグラムからセフメタゾール(CMZ)に変更しました。現在、経過は良好です。

著者プロフィール

Antaa●あんたー。「つながる力で医療を支える」を合言葉に、医師による医師のための活動をしています。主に、医師同士のQAアプリ「AntaaQA」や医療者のためのスライド共有「AntaaSlide」を運営しています。

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