Question
<血液内科医>
パッチテストやDLSTの立ち位置(薬疹の原因薬剤の考え方)について。
AMLに対しIDR/AraCで寛解導入療法した40代女性が、骨髄抑制期にFNとなり抗菌薬を複数使用、その後Day 25に上肢、体幹、大腿(下腿と顔面はspare)に急速に増大する癒合性の紅色小丘疹を認めました。被疑薬中止とステロイド投与、外用で皮疹は改善傾向です。
お聞きしたい点は、
皆さんはパッチテストやDLSTはどういった方に行っておりますでしょうか。
本症例は今後移植を控えており、抗菌薬や抗がん剤が被疑薬となっており、上記の検査で否定はできないかと思いますが、原因をできる限り詰められたらと考えております。一方で、上記が陰性だからといって、その薬は使用可能と断定できるものではないのでは、と思いましたがいかがでしょうか。「疑わしきものは全て控える」というのが原則とは思いますが。
被疑薬は、
・テイコプラニン
・メロペネム
・ミカファンギン
・シタラビン
と考えています。
他科が揃っておらず、この場でご相談させて頂きます。よろしくお願い致します。