持続可能(サステイナブル)な医療の在り方を論考する新書。著者は京都大学こころの未来研究センター教授。
医療は「サイエンス」と「ケア」という両面を併せ持ち、同時に「臨床」的な側面もありながら、「医療保険」や「社会保障」と
いった社会システムとも関係し、「死生観」をはじめとする生命や人間についての原理的な問いとも深く関わっている、というのが筆者の考え。それぞれに1章ずつ割き、「医療はどうあるべきか」を考察する。
広井良典 著 820円+税 筑摩書房
ISBN978-4480071477 新書判 251ページ