「臨床倫理」の基本は患者の人格を尊重し、その尊厳に配慮すること。医療者側の倫理である「善行・無危害」は、時に患者の「自己決定」と対立し、倫理的問題(ジレンマ)を生じる。本書は、臨床現場で直面しがちなジレンマへの対応法を詳説する。
臨床倫理の正解は1つではなく、似たような事例でもケースごとに解決策は異なる。本書は、個々の患者で最善な選択を行うために必要となる倫理的ツール(根拠)を提示する。
日本臨床倫理学会監修、箕岡真子著 3000円+税 へるす出版
ISBN978-4892699306 B5判 140ページ