19世紀外科学の原理と実際を豊富な挿絵とともにひも解く。2016年に発行された『描かれた病』の続編。筆者は、英国で科学と医学の文化史を教えている。前著では、写真が存在しない時代に描かれた、様々な疾患の精密描写画がまとめられていたが、本著は当時の術式記録として描かれた描写画を紹介する。
黎明期の外科学がどのようなものだったか、シュールレアリスム的ともいえる描写画が雄弁に語る。医学と美学を融合した書籍。
河出書房新社
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リチャード・バーネット著 3800円+税 河出書房新社
ISBN978-4309255798 A4変形判 255ページ