地域の基幹病院として在宅医療を提供する社会医療法人盛全会・岡山西大寺病院が目指す在宅医療のあり方や、現場での取り組みを紹介する書。著者は理事長の小林直哉氏。
全4章で構成。第1章は在宅療養支援病院でもある同院が手がける在宅医療について、在宅移行を中心に取り上げる。家族や多職種が参加する退院前カンファレンスや退院に向けたリハビリテーションなど、病院だからこそできる取り組みを紹介している。
第2章では在宅医療に携わる訪問診療医や訪問看護師、介護施設などが担う役割と、どのような連携が行われているのかを解説する。同院のケアマネジャーや医療ソーシャルワーカーなどへのインタビューも掲載。全編を通して同院の事例が数多く盛り込まれている。
小林直哉 著 1300円+税 (株)現代書林
ISBN978-4774516158 B6判 192ページ