高次脳機能障害では、医学的な観点での診療に加え、厚生労働省が福祉サービスの提供目的に定めた診断基準を知っておく必要がある。本書は両者を分かりやすく整理し、医療者が遭遇するほぼ全ての高次脳機能障害の現状と対応法を示す。注意障害や記憶障害、失語症、失認症、半側空間無視などの症状やリハビリテーションの内容、対応法などを簡潔に紹介する。
高次脳機能障害患者の急性期から在宅までをカバーする内容をQ&A形式で紹介しており、分かりやすい。
稲川利光 監修、新貝尚子、森田将健 編 2600円+税 総合医学社
ISBN978-4521739793 AB判 175ページ