降圧薬の適切な使用方法について、日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2014」に準拠してまとめている。ガイドラインの変更点のほか、高血圧治療に漢方薬をどのように使うかなども盛り込んでいる。
特に重点的に解説されているのが、第4章「症例から考える降圧薬の使い方」。カルシウム(Ca)拮抗薬やアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)など、降圧薬の種類別に症例を提示し、副作用症状について特に詳細に説明している。薬剤師が副作用をモニタリングする際に参考になるだろう。
後藤敏和、鈴木恵綾 著 3500円+税 金芳堂
ISBN978-4765316491 A5判 246ページ