
図1 インフルエンザ定点当たり届出数の推移
各都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり届出数によると、15週(4月11日から17日)は、24都道府県で前週より増加した。全国平均も6.42人と4週ぶりに増加に転じた。
最も多かったのは石川県で20.69人だった。長野県(19.69人)、宮崎県(19.53人)、福井県(15.72人)、高知県(12.79人)、福岡県(10.85人)、沖縄県(10.84人)、新潟県(10.09人)などと続く。注意報レベルとされる「10人」を超えたのは、この8県だった。特に、長野県、新潟県、福井県、石川県では、前週からの増加率も高く、患者数も多くなっている(図1)。
前週から増加したのは、香川県(3.73人から7.45人へ、2.00倍)、長野県(10.68人から19.69人へ、1.84倍)、岩手県(1.24人から2.18人へ、1.76倍)、秋田県(3.53人から5.69人へ、1.61倍)など24都道府県となった(表1)。
表1 インフルエンザ定点当たり届出数が前週より増加した都道府県
14週 | 15週 | 15週/14週 | |
全国平均 | 6.35 | 6.42 | 1.01 |
香川県 | 3.73 | 7.45 | 2.00 |
長野県 | 10.68 | 19.69 | 1.84 |
岩手県 | 1.24 | 2.18 | 1.76 |
秋田県 | 3.53 | 5.69 | 1.61 |
新潟県 | 6.54 | 10.09 | 1.54 |
山形県 | 4.42 | 6.79 | 1.54 |
佐賀県 | 6.44 | 9.72 | 1.51 |
長崎県 | 6.24 | 9.27 | 1.49 |
福井県 | 10.84 | 15.72 | 1.45 |
徳島県 | 2.00 | 2.77 | 1.39 |
茨城県 | 2.40 | 3.26 | 1.36 |
奈良県 | 4.49 | 6.05 | 1.35 |
京都府 | 3.78 | 4.78 | 1.26 |
三重県 | 6.17 | 7.32 | 1.19 |
青森県 | 7.33 | 8.44 | 1.15 |
静岡県 | 4.76 | 5.35 | 1.12 |
鹿児島県 | 7.58 | 8.30 | 1.09 |
石川県 | 18.96 | 20.69 | 1.09 |
東京都 | 4.66 | 5.04 | 1.08 |
兵庫県 | 5.85 | 6.27 | 1.07 |
北海道 | 7.08 | 7.53 | 1.06 |
千葉県 | 3.59 | 3.71 | 1.03 |
群馬県 | 6.82 | 6.92 | 1.01 |
大阪府 | 5.72 | 5.75 | 1.01 |
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