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パンデミックに挑む

東京都のインフルエンザ流行、都全体では注意報レベルを割り込むも警戒は必要

 東京都によると、39週(9月21~27日)のインフルエンザ定点当たり届出数は6.68人となり、注意報レベルとされる「10人」を割り込んだ。学級閉鎖などの効果が出たとの見方がある一方、39週はシルバーウイークと重なった影響があるとの指摘もあり、依然予断を許さない状況にありそうだ。

 東京都WEB版発生動向調査によると、39週の届出患者数は1896人で前週より941人減少した。男性が979人、女性917人で若干だが男性が多くなっている。

 年齢別では、10歳未満が540人(前週882人)、10歳から14歳が660人(同1155人)、15歳から19歳が427人(同453人)、20~29歳が102人(同76人)など、依然として若い世代に感染例が目立っている。 30~39歳が65人(同91人)、40~49歳が78人(同94人)、50~59歳が19人(同18人)、60~69歳が3人(同3人)、70~79歳が2人(同1人)となっている。10歳から14歳と10歳未満で大幅に減少したことが分かる。

 39週に入り減少に転じた理由としては、学級閉鎖などの効果が現れた結果との見方があるが、39週はシルバーウイークと重なった影響があるとの指摘もあり、定かではない。これまで積み重ねてきた対策を、安易に緩めてはならないだろう。

 なお、東京都健康安全研究センターが行っているウイルス検出検査では、28週以降の検出ではほとんどが新型インフルエンザウイルスとなっている。

図1 東京都のインフルエンザ流行状況(定点当たり届出数の推移。参考まで沖縄県と全国のデータも示した)

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