都道府県が34週(8月17~23日)時点でまとめたところによると、インフルエンザの定点当たり届出数が流行の目安とされる「1人」を超えたのは42都道府県に上った。前週より倍近くに増えている。
最も多いのは沖縄県で46.31人となった。全国で2.47人であり、沖縄で最も流行が拡大していることが分かる。
次いで多いのは、埼玉県の2.94人、神奈川県の2.85人、福井県の2.84人、徳島県の2.84人、大阪府の2.81人などとなっている(表1)。
このほか、広島県(0.94人)、岡山県(0.92人)、富山県(0.91人)、北海道(0.82人)、和歌山県(0.71人)なども、流行の目安とされる「1人」に迫っている。
国立感染症研究所の病原微生物検出情報(8月28日現在)によると、最近の検出結果はほとんどが新型インフルエンザウイルスで、今回の流行は新型優位といえそうだ(図1)。

図1 インフルエンザウイルスの検出状況(国立感染症研究所病原微生物検出情報8月28日より作成)
表1 各都道府県のインフルエンザ定点当たり届出数(編集部調べ)
全国 | 2.47 |
---|---|
沖縄県 | 46.31 |
埼玉県 | 2.94 |
神奈川県 | 2.85 |
福井県 | 2.84 |
徳島県 | 2.84 |
大阪府 | 2.81 |
千葉県 | 2.65 |
東京都 | 2.64 |
滋賀県 | 2.54 |
京都府 | 2.46 |
高知県 | 2.35 |
愛知県 | 2.32 |
福島県 | 2.13 |
兵庫県 | 2.01 |
佐賀県 | 2.00 |
秋田県 | 1.95 |
香川県 | 1.94 |
山梨県 | 1.90 |
鹿児島県 | 1.90 |
奈良県 | 1.85 |
静岡県 | 1.81 |
茨城県 | 1.76 |
福岡県 | 1.74 |
島根県 | 1.71 |
新潟県 | 1.67 |
長野県 | 1.63 |
鳥取県 | 1.59 |
長崎県 | 1.59 |
大分県 | 1.59 |
三重県 | 1.58 |
熊本県 | 1.46 |
宮崎県 | 1.37 |
栃木県 | 1.30 |
山形県 | 1.29 |
岐阜県 | 1.29 |
岩手県 | 1.22 |
石川県 | 1.13 |
群馬県 | 1.09 |
愛媛県 | 1.08 |
宮城県 | 1.07 |
山口県 | 1.06 |
青森県 | 1.02 |
広島県 | 0.94 |
岡山県 | 0.92 |
富山県 | 0.91 |
北海道 | 0.82 |
和歌山県 | 0.71 |