日本病院会と日本経営協会は6月1日、「国際モダンホスピタルショウ2011」(7月13日~15日、東京ビッグサイト)の出展概要や主催者企画事業、カンファレンス内容などの詳細を発表した。出展者は300社(5月31日現在)で、昨年より40社あまり下回っている。それに伴い、展示面積は6800平方メートル(昨年は7600平方メートル)に縮小される見込み。
医療情報システム部門では、電子カルテシステム関連で31社以上、医用画像関連で15社以上が出展する。特に今年は、医療分野でも注目されるようになったクラウド型の病院情報システム、タブレット端末やスマートフォンを利用したソリューションが多数出展される模様。主催者のスポット展示でも、「さらなる連携を目指すICTソリューション」というタイトルの下、クラウド活用を見据えた地域医療連携システムやタブレット端末を一堂に集めた展示・実演が予定されている。
カンファレンスおよびセミナープログラムの詳細も発表された。3月11日の東日本大震災を受け、「東日本大震災後の医療再生」と題したオープニングセッションと、「大震災からの復興! 現場で求められた医療」「災害医療を振り返ってチーム医療が学ぶべきもの~それぞれの職種が支援に加わる視点について~」と題した2つのシンポジウムを実施する。
有料のカンファレンスは、3日間で合計6テーマ・13講演が開かれる。ここでも、医療現場におけるタブレット端末の効果的活用やクラウド技術活用の最前線をテーマにした講演が予定されている。そのほか、3日間にわたり多数の出展者プレゼンテーションセミナー(無料・事前申込制)や、ステージセミナー(無料)が行われる。
●「国際モダンホスピタルショウ2011」公式ホームページ:http://www.noma.or.jp/hs/
(増田 克善=日経メディカルオンライン/デジタルヘルスOnline委嘱ライター)
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