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医療情報の安全管理を目指す「医療情報システム監査人試験制度」を5月から開始

2011/02/28
本間康裕

 医療情報システムの普及を推進する財団法人医療情報システム開発センター(MEDIS-DC)は、「医療情報システム監査人試験制度」を創設し、5月から試験を実施すると発表した。医療情報システムの運用や開発に従事する技術者の安全管理に関する知識やスキルを評価するもの。なお、認定業務などは、別法人の一般社団法人医療情報安全管理監査人協会(4月設立予定)が実施する。これは、試験と教育の実施主体を分けることで、制度の客観性を担保するのが目的である。

 最近IT技術を活用して、病院間や病院と診療所、地域の医療機関同士などの間で医療情報の連携が進んでいる。また「どこでもMY 病院」のように、国民が自らの医療・健康情報を活用する構想も登場している。一方で、こうした連携がすすめば、当然情報漏えいなどのセキュリティリスクが高くなる。

 もちろん、現在でもセキュリティに関するガイドラインが各省庁から発表されている。①「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」(厚生労働省)、②「医療情報を受託管理する情報処理事業者向けガイドライン」(経済産業省)、③「ASP・SaaS 事業者が医療情報を取り扱う際の安全管理に関するガイドライン」(総務省)だが、こうしたガイドラインが厳格に順守されているとは言えない状況にある。

 「医療情報システム監査人試験」は、こうした状況下で医療情報に関するセキュリティの意識を高めると同時に、監査スキルを向上させるなど医療情報システム関連技術者の能力や地位の向上も狙っている。試験の詳細はこちらを参照のこと。

(本間 康裕=医療とIT)

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