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NECシステムテクノロジー、近赤外光センサーを利用した血糖値測定器を参考出展

2010/11/15
増田克善

近赤外光を利用した非侵襲血糖値測定器(デモ)

 NECが開催した「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2010」(東京国際フォーラム・11月11日~12日)で、NECシステムテクノロジーが近赤外光測光試作機を参考出展。近赤外光を利用した非侵襲血糖値測定器への応用をデモンストレーションした。

 グルコース(血糖)は、近赤外線の1500ナノメーター付近で光を吸収する性質がある。これを利用して、近赤外測光機で照射した光が体内から戻ってくる反射を近赤外光センサーで検出して吸光度合いを調べることで、グルコース含有量を割り出している。この数値と血液検査によって得られる血糖値と比較して相関グラフ化し、血糖値を算出するものという。測定には、センサー部分に親指の付け根付近を数秒間かざすだけ。採血型の血糖値自己測定器と比べて、穿刺針を使うことによる痛みや煩わしさがない。

 製品化時期や価格は未定。「医療機器の承認(クラスⅡ)を受けるまでに2年ほどを要するだろう。採血型の血糖値自己測定器の消耗品コストが、1人当たり年間5万円程度なので、そのランニングコストと同程度の価格設定を考えている」(NECシステムテクノロジー システムテクノロジーラボラトリ研究エキスパート 上村一平氏)という。

(増田克善=日経メディカルオンライン委嘱ライター)

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