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09年国内IT市場は3.8%縮小も、医療分野は前年比0.2%増

2009/06/19
館 洋光

 IDC Japanは2009年6月16日、2009年の国内IT市場規模が前年比3.8%減の12兆1770億円になるとの予測を発表した。世界的な景気後退で多くの企業は業績が悪化。IT市場も大幅に縮小する見込み。また、2008年から2013年までの年間平均成長率はマイナス0.1%、2013年のIT市場規模を12兆6265億円と予測している。

 2009年は、ほぼすべての産業分野でIT市場はマイナス成長に落ち込む見込み。輸出の減速に苦しむ組立製造(前年比成長率マイナス7.6%)や、プロセス製造(同マイナス4.5%)、金融危機の影響を受けた証券/その他金融(同マイナス7.1%)や、銀行(同マイナス5.3%)などの業種で、とくに縮小幅が大きくなるという。

 その一方で、医療分野で前年比0.2%増、官公庁も同0.5%と幅は小さいながらプラス成長を維持するとみている。医療分野は2012年4月から原則義務化されるレセプトのオンライン化対応と、それに伴う医療情報ネットワークの構築、官公庁は中央官庁の業務/システム最適化プロジェクトなどが進ちょくすることなどが寄与するため。

 ただ、全般的なIT投資の抑制傾向のなかで、金融商品取引法施行に伴う内部統制強化や、会計コンバージェンス対応、製品安全法制、環境法制、労務管理など、より幅広い分野でのコンプライアンス対応が求められていることから、コンプライアンス対応のIT投資は継続するとみている。さらに、流通、サービスなどではeコマース関連のIT投資も堅調に推移すると予想している。

 IDC Japanは、企業がキャッシュフローの確保のためにIT投資を最小限にとどめている中、IT企業には「“即効性のあるコスト削減”をアピールできるソリューションを早急に整備することが求められる」としている。(ITPro

IDC JapanのWebサイト




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