PHS事業者のウィルコムはこのたび、独立行政法人の国立病院機構の総合情報ネットワーク「HOSPnet」の基幹ネットワークシステムの構築について受注した。
同機構の全国176カ所の国立病院や医療関連機関を結ぶ、PHSと光回線を組み合わせた大規模な基幹網を構築する。医療機器に比較的影響が少ないといわれるPHSの特性を生かし、国立病院相互の電子カルテ共有などに活用するシステム構築を推し進めることで、医療現場のIT化を後押しする。
ウィルコムは、現在、事業化に向けて取り組んでいる最高速度20Mbps超を実現する「次世代PHS」に対応したソリューションの提案も視野に入れ、同機構が目指す医療サービスの向上を支援していく予定。
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