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部門システムとの密接な連携とがん専門病院必須の機能を実装した
総合医療情報システムを実現
事例研究:群馬県立がんセンター

2007/12/19

 
 地域がん診療連携拠点病院として北関東におけるがん診療の中核的役割を担う群馬県立がんセンターは、最高かつ最新のがん医療の提供をめざして新病院を建設した。それを機にNECの電子カルテシステム「MegaOakHR」を中心として、部門システムとの密接な連携を図るとともに、がん専門病院に必須な機能を実装した総合医療情報システムを実現した。



 

新病院建設を機に
総合医療情報システムを構築


 1972年設立の群馬県立がんセンターは、群馬県のみならず埼玉北部・栃木南部・茨城西部の広域医療圏でがん診療の中核施設としての役割を担ってきた。2002年には地域がん診療連携拠点病院に認定される一方、国内外の先進的な医療施設との連携を図りつつ高度がん専門病院としての機能を発揮している。

 建設後35年を経過していた同がんセンターは、地域がん診療連携拠点病院にふさわしい新時代のがんセンターとして、将来にわたって高度ながん医療が提供可能な医療環境、患者を中心とした優しく温もりのある療養環境の創造をめざした新病院構想を打ち出した。これに基づき、2007年5月に新病院をオープンし、新たなスタートを切った。新病院では、入院せずに化学療法などを実施する通院治療センターの設置、高度がん治療や診断機器の整備、経営健全化のための物品・医薬品などの集中管理といった新たな取り組みを行った。また、従来から導入されていた部門システムと密接に連携した総合医療情報システムの構築も盛り込まれ、新病院建設を機に基幹システムである電子カルテシステムが整備された。

 「がん医療の安全性や診療の質向上、透明性の確保、さらには病院の経営改善や地域連携といった将来的な流れを見据えると、医療のIT化は避けて通れないという強い意識は持っていた。総合医療情報システムを集中的に、かつスムーズに整備するために新病院建設が最も適切な時期と考え、システム構築に踏み切った。従来の施設で診療を継続しつつ、新病院への移転作業とシステム構築のための部門プロジェクトを進めることはスタッフに大きな負担を負わせることになると懸念したが、スタッフが医療現場でのIT化の必要性、新病院での総合医療情報システムの意義を認識していたため、結果的にはベストのタイミングだった」。院長の澤田俊夫氏は、総合医療情報システム導入の背景と経緯をこう述べている。
 
 

群馬県立がんセンターにおける電子カルテシステムとがん登録システムのデータ連携

 
 

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