日経メディカルのロゴ画像

特集 インフルエンザ 2007/2008

【2007/2008トピックス】
全国の患者報告数は減少も、九州や山陰では増加が続く

図1 首都圏のインフルエンザ(定点当たり報告数)

 2008年第2週以降、増加を続けてきた全国のインフルエンザ患者報告数は、第6週(2月4日~10日)に入って減少に転じた。ただし、地域によっては、特に九州や山陰地方では増加が目立つ県も少なくなく、まだ予断を許さない状況にある。

 国立感染症研究所の集計によると、第6週の全国の患者報告数は、7万867人で前週の8万4205人から1万人以上も減少した。定点当たりでも17.62人から14.98人に減少、診療の現場ではピークを過ぎたとの見方も出ている。

 ただ都道府県別に見ると、九州の福岡県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、沖縄県の5県で、定点当たりの患者報告数が前週より増加した。特に、警報レベル(30人/定点)を超えていた大分県(38.0人)、熊本県(36.78人)、宮崎県(32.49人)では、勢いが弱まらず依然として高いレベルにある。また、沖縄県では10.64人となり、注意報レベルを超えた。

 九州以外では、山陰地方で増加する県が目立っている。鳥取県は7.83人から8.76人に、島根県では16.16人から19.13人に、岡山県でも4.30人から4.68人にそれぞれ増加した。

 第7週に入ってからも寒く乾燥した日が続いていることから、流行再燃の可能性を指摘する声もあり、今後とも流行状況を注視すべきだろう。

  • 1
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んでいる人におすすめ