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台湾から「鉄人大臣」が登壇、世界で最も成功した新型コロナ対策の要諦を語る
日本メディアで初、日本歯科医師会の堀会長と歯科医師同士で徹底討論

2020/10/12
日経バイオテク

 日経BPは2020年10月14~16日の3日間、「日経クロスヘルス EXPO 2020」をオンライン開催する。今年のEXPOのメインテーマは新型コロナウイルス感染症対策。新型コロナ禍における医療・介護を取り上げたセミナーが目白押しだ。今回は、今年のEXPO最大の目玉である、新型コロナウイルス封じ込めに成功した台湾の保健大臣・陳時中氏の基調講演を取り上げる。同氏が日本のメディアに登場するのは今回が初めて。医療関係者のみならず行政や企業の関係者にとっても必聴のセッションだ。


 全世界で4000万人近くの感染が確認され、死亡者も100万人を突破──新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の脅威は、今や説明の必要もありません。今日も世界中で感染拡大が続く中で、新型コロナの対策で最も成功したと世界から称賛を集めるのが台湾です。10月10日現在、台湾の感染確認者は527人、回復者は488人、死亡者は7人です。人口が2378万人の国家としては、極めて少ないと言えるでしょう。ちなみに人口が5.2倍の日本は、感染確認者は8万8267人、死亡者は1623人です。

 台湾では感染者数の少なさもさることながら、輸入症例(海外で感染して帰国した人)が8割以上という事実も驚異的と言えます。水際対策と厳格な隔離措置によって、台湾内での感染拡大を未然に防いだのです。

台湾で衛生福利部長(厚生労働大臣に相当)を務める陳時中氏。台湾中央流行疫情指揮センター指揮官も兼務しており、不眠不休で働くタフぶりから「鉄人大臣」と呼ばれる。

 台湾のコロナ対策で、日本で注目を集めるのはIT担当大臣のオードリー・タン(唐鳳、Audrey Tang)氏です。マスクを公平に行き渡らせるためのシステムを大臣自らが開発するなど、独学で学んだプログラミング能力を存分に発揮しました。ただ、台湾国内で絶大な支持を集めているのは、コロナ対策で陣頭指揮を執った陳時中(Chen Shizhong)衛生福利部長(厚生労働大臣に相当)です。

 陳衛生相は台湾中央流行疫情指揮センター指揮官も兼務しており、台湾で感染者が確認された1月20日以降、1日も欠かさず記者会見を開き続けました。「いい知らせも悪い知らせも伝える」ことをモットーとし、質問がなくなるまで記者の質問に丁寧に答え続ける姿勢が台湾の人々から大きな支持を集めました。不眠不休で働くタフぶりに、台湾メディアからは尊敬も込めて「鋼鉄部長(鉄人大臣)」と呼ばれるほどです。陳衛生相の記者会見はネットでも中継されており、同時視聴数が10万人を超えることも珍しくありません。

 陳衛生相が会見の中で繰り返し語ってきたのは、「感染者が過ちを犯したのではない。接触者にも罪はない」という言葉です。目に見えないウイルスの恐怖に震える人々を安心させ、パニックを回避し、互いに相手を思いやって魔女狩りをさせないようにする。陳衛生相を含め、台湾の衛生関係者は2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の教訓を、今回の新型コロナに生かしているのです。

座長を務める日本歯科医師会長の堀憲郎氏。

 その陳衛生相が、10月14日(今週の水曜日)の10時から11時までオンラインで生講演します。「日経クロスへルス EXPO 2020」(主催:日経BP、10月14日から16日)の基調講演として登壇(同時通訳あり)。陳衛生相が日本のメディアに登場するのは初めてです。この講演で座長を務めるのは、日本歯科医師会長の堀憲郎氏です。実は陳衛生相も歯科医師であり、歯科医師同士の質疑応答も見ものです。

 1時間の講演では、台湾における防疫体制の概況だけでなく「自由と防疫の両立」や「台湾ではなぜパニックが起きなかったのか」、そして 「SARSを機に変わった指揮系統」などの話題が盛り込まれる予定です。医療に関わ る人はもちろん、ウィズコロナ時代に対応しなければならないビジネスパーソンにも必ず参考になる内容でしょう。お申し込みは10月12日(本日)まで。参加希望の方は、以下のリンクからお進みください。

【本日締め切り!今すぐお申し込みを!!】

2020年10月14日(水) 10:00-11:00

台湾の新型コロナ対策はなぜ成功したか
※オンライン開催(同時通訳あり)

台湾の新型コロナの対策はいち早く封じ込めに奏功したとして各国から評価されている。それはなぜできたのか、一体何が他国と違ったのか。台湾の新型コロナ対策で陣頭指揮を執った陳時中衛生福利部長(日本の厚生労働大臣に相当)にその要諦を語ってもらい、日本が台湾から学ぶべきことを考える。

<演者>
中華民国(台湾)行政院衛生福利部長(衛生相)
陳 時中 氏

<座長>
日本歯科医師会長
堀 憲郎 氏

◆お申し込みはこちら

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連載の紹介

日経クロスヘルス EXPO 2020 リポート
2019年10月、医療従事者と周辺産業関係者の交流を目的に初開催して好評を博した「日経クロスヘルス EXPO」を、2020年は10月14日(水)~16日(金)にオンライン開催しました。その様子をお届けします。

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