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鏡を見るだけで心拍数計測、受託開発や提携に注力

 鏡を見て数秒待つと心拍数が分かる──。システム開発を手掛けるシーエーシー(CAC)は、映像から非接触で心拍数を推定するソフトウエア「リズミル」を開発し、展示会「クロスヘルス EXPO 2019」(2019年10月9日から11日)で展示した。

カメラが顔を認識すると・・・(写真:日経 xTECH)

心拍数などが表示される(写真:日経 xTECH)

 リズミルは、カメラで撮影した肌の緑色情報から血管の収縮と拡張の様子を解析する「映像脈波抽出技術」を用いて心拍数を推定する。例えば鏡の背後にカメラを装着しておけば、身だしなみのチェックと共にバイタルデータを計測できる。CACは、東北大学を中心とした革新的イノベーション創出プログラム(COI 東北拠点)に参画し、技術を開発した。

 映像から非接触で心拍数を計測するコンセプトや製品はパナソニックなど大手電機メーカーも手掛けている。だがCACは、「自社単独での製品化より、提携先にシステムを提供するなどして技術を広げることに注力する」と同社担当者は話していた。

 実際CACのリズミルは、システム開発のシーシー・ネットワーク(CCN)の乳幼児の見守りサービス「みまも。」に搭載された。「みまも。」は、お昼寝時の乳幼児を対象とし、非接触でバイタルデータを取得しながら、乳幼児がうつぶせになった時に通知する。また、アイキャストが提供するひかりTVと共同で、ゴルフの生中継においてプレー中の選手の心拍数をリアルタイムに計測した。

カメラを搭載した鏡で心拍数を測定する様子(写真:日経 xTECH)

 他にもリズミルを利用した鏡やモニタリングシステムが、大阪大学歯学部付属病院や、LIXIL住宅研究所、あなぶきハウジングサービスのマンション未来学習館「あなぶきPMアカデミーTOKYO」に導入されている。

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連載の紹介

「クロスヘルスEXPO 2019」リポート
医療・介護関係者と周辺産業の交流によるヘルスケア産業の革新を目的に、日経BPが開催する新イベント「クロスヘルスEXPO 2019」。ヘルスケア分野の行政動向や、様々な製品・サービスに関する最新情報を得られる同EXPOの注目セッションをリポートします。

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