シリーズ◎サイバー攻撃から自院を守れ! サイバー攻撃で経営危機、リスク低減方法は? 自院のシステム価値の洗い出し、BCP作成、契約書の見直しなどの対策を! ──医療機関がサイバー攻撃を受けた際にかかる費用項目と想定金額について教えてください。須田 医療機関がサイバー攻撃を受けた際にかかる費用は、「被害調査費用」「サーバーレンタル費用」「データ復旧・システム再構築費用」「セキュリティー強化費用」「謝罪広告・マスコミ対応費用」「被害… 2022/06/15 医療情報
シリーズ◎サイバー攻撃から自院を守れ! つるぎ町立半田病院、ランサムウエアによるサイバー攻撃から復旧までの2カ月間 被害総額は新たなシステム構築やセキュリティー対策などで2億円、外来制限で数千万円 「データを盗んで暗号化した。身代金を支払わなければ公開する」──。 2021年10月31日の深夜0時30分、それは何の前触れもなく、突然起こった。被害を受けたのは徳島県つるぎ町立半田病院(120床)。3つの病棟と救急外来の受付にある電子カルテに接続されたプリンターから英語で書かれた文書が一… 2022/06/10 医療情報
手術情報の個別同意に「違和感」の声相次ぐ 厚労省・社保審、医療機関間で共有する医療情報を手術などにも拡大へ 厚生労働省の社会保障審議会・医療部会は2022年6月3日、全国の医療機関等で共有するレセプト情報の検討状況について報告した。2021年7月から特定健診情報、10月からレセプトに基づく薬剤情報を全国の医療機関等が確認できる仕組みの運用を開始している。今後は手術や放射線治療、画像診断や病理診… 2022/06/07 医療情報
厚労省、医療機関のサイバーセキュリティー対策の方針を明示 医療機器のアップデートやデータバックアップ体制などを立ち入り検査で確認へ インシデント発生時の「サイバーセキュリティーお助け隊」の活用促進も 厚生労働省の健康・医療・介護情報利活用検討会「医療等情報利活用ワーキンググループ」は2022年5月27日、医療機関におけるサイバーセキュリティー対策の方針を明らかにした。「平時の予防対応」「インシデント発生後の初動対応」「日常診療を取り戻すための復旧対応」──の3つの視点で対策を進… 2022/06/03 医療情報
NEWS◎サイバー攻撃を受けた医療機関には一時支援金を支給 日医がサイバーセキュリティ支援制度を創設 日本医師会は、医療機関におけるサイバーセキュリティー対策の一助として、2022年6月1日から「日本医師会サイバーセキュリティ支援制度」の運用を開始した。日医のA1会員(病院・診療所の開設者、管理者およびそれに準ずる会員)を対象に、サイバーセキュリティーに関する相談窓口を設置し、医療… 2022/06/03 医療情報
サイバー攻撃の対策強化でガイドライン改訂へ 厚労省、医療情報システムの安全管理ガイドラインに「ランサムウエア対策」を追加 厚生労働省の健康・医療・介護情報利活用検討会「医療等情報利活用ワーキンググループ」は2022年3月31日、改訂内容を反映した「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第5.2版」を了承した。近年、病院で多発している身代金型コンピューターウイルスの「ランサムウエア」に関する対策等… 2022/04/05 医療情報
病院のサイバーセキュリティー対策に補助金を要望 約9割の病院が「サイバー攻撃への脅威感じる」も、対策は不十分 四病協が緊急提言を後藤厚労相に提出 日本病院会や全日本病院協会、日本医療法人協会、日本精神科病院協会から成る四病院団体協議会(四病協)は2022年3月31日、病院のサイバーセキュリティー対策への公的補助金の支給について緊急提言をまとめ、後藤茂之厚生労働相宛てに提出した(提言はこちら)。セキュリティー予算として必要な公… 2022/04/04 医療情報
迫り来るサイバー攻撃に備えて医療機関はサイバーセキュリティー対策の確認を 人材・資金不足でもできるランサムウエア対策 ポイントは「オフラインバックアップ」「職員へ周知」「セキュリティーベンダー連携」 ──医療機関へのランサムウエアによるサイバー攻撃が相次いでいます。人材も資金も限られる医療機関で今すぐできる対策や参考にできる指針等はあるのでしょうか。 2021年12月に私が理事を務める、サイバー被害発生時の復旧対策等を検討する特定非営利活動法人デジタル・フォレンジック研究会と、… 2022/03/08 医療情報
高まるサイバー攻撃のリスクに注意喚起 経産省、「昨今の情勢を踏まえ」サイバーセキュリティー対策の強化を呼び掛け 経済産業省は2022年2月23日、「昨今の情勢を踏まえたサイバーセキュリティー対策の強化について(注意喚起)」を発表した。「昨今の情勢を踏まえるとサイバー攻撃事案の潜在的なリスクは高まっていると考える」とし、経営者のリーダーシップの下、対策強化を求める内容だ。同日、政府はウクライナ… 2022/02/24 医療情報
相次ぐ病院へのランサムウエアによるサイバー攻撃に危機感 病院のセキュリティー対策費用、最大1億3000万円必要と試算 四病協が会見、サイバーセキュリティー対策の公的補助金を要望へ 日本病院会や全日本病院協会、日本医療法人協会、日本精神科病院協会から成る四病院団体協議会(四病協)は2022年2月16日に記者会見を行い、病院におけるセキュリティー対策費用の公的補助を求める方針を明らかにした。さらに、根拠となる公的補助金額の試算結果も公表した。昨年から身代金型コン… 2022/02/21 医療情報
ヘルスケア・データの利活用とプライバシー保護 皆さん、こんにちは。本連載の第1回(医療を変える「ヘルスケア・データガバナンス」って何?)では、これからの医療の形に大きく関わるトピックである「ヘルスケア・データガバナンス」についてご紹介しました。この連載では「ヘルスケア・データガバナンス」を、ヘルスケア・データを利活用して… 2022/02/01 医療情報
相次ぐ病院へのサイバー攻撃、医療機関は早急に対策を 愛知のリハビリ病院、サイバー攻撃か? 愛知県春日井市にある医療法人陽和会・春日井リハビリテーション病院(279床)は2022年1月19日、情報システムに対する外部からの不正アクセス(疑い)により、電子カルテシステムと医事会計システムのプログラムに不具合が生じ、全てのサーバーを一時停止していることを発表した(図1)。同院の発… 2022/01/25 医療情報
サイバー攻撃受けた半田病院、通常診療を再開 コンピューターウイルスの1種で解除と引き換えに「身代金」を要求する「ランサムウエア」によるサイバー攻撃を受け、診療制限していた徳島県つるぎ町立半田病院(120 床)は 2022年1月4日、通常診療を再開した(図1)。同院は2021年10 月31日、電子カルテシステムのサーバーがランサムウエアによ… 2022/01/07 医療情報
裁判でカルテ改ざんが認定、問題とされた記載とは? 今年5月、眼科手術に関するカルテの改ざんについて、裁判所が病院側の賠償責任を認めた事例が報じられました。カルテの改ざんが許されないのは当たり前です。では、そもそもカルテの改ざんとはどのようなケースが該当するのでしょうか。また、カルテの改ざんをすると、医療訴訟でどのように扱われ… 2021/10/13 医療安全
前の患者のカルテ記入が終わらなくても次の患者の診療が可能に クラークを2人配置し、電子カルテを交互に記入 患者アンケートでクリニックに対する不満を尋ねると、「待ち時間への不満」が必ず上位に挙がる。待ち時間を短縮することは、ある意味最大の患者サービスとも言える。だが、即効性のある待ち時間短縮策はなかなか見つからず、当院でも試行錯誤を繰り返しているのが現状だ。その中でも有力だと考え… 2021/08/13 医療情報
第5回 転倒発生後に“必ずやる業務”をカイゼン! 「頭部CT読影依頼」と「部署カンファ」の仕組みづくり 医療事故防止マニュアルの改訂で大きく変えた点の1つが、「頭部CT撮影時は読影を依頼する」ことです。さらに、転倒・転落発生後は部署でカンファレンスを行い、結果を書面で提出してもらうことになりました。そこで今回は、転倒・転落発生後の「頭部CT読影システム」の構築と、発生後のカンファレン… 2021/06/04 医療安全
オンライン資格確認 オンライン資格確認とは、病院や診療所、薬局において、レセプトのオンライン請求のネットワークを介して患者の保険資格をリアルタイムに確認できる仕組みのこと。2021年3月の運用開始を予定している。 2021/02/12 医療情報
周囲が反対する中契約した電子カルテ、結果は… 大学病院で長年、勤務してきた内科のA医師。勤務医時代から、近隣の診療所で非常勤医師として働き、在宅医療にも積極的に関わっていました。在宅医療の提供も含め、地域住民のかかりつけ医としての役割を果たしたいとの思いから開業を志し、準備を開始しました。開業物件が決まり、内装工事や医療… 2020/10/05 医療経営
【動画】オンライン資格確認の不明点に答えます 2021年3月からの運用が予定されているオンライン資格確認(関連記事:オンライン資格確認のサイトが公開)。2020年9月9日に日経メディカルと日経クロステックが共催したウェビナーでは、厚生労働省保険データ企画室長の大竹雄二氏にさまざまな質問について答えていただきました… 2020/09/23 医療情報
【動画】在宅分野のICT化の課題は? 鉄祐会理事長の武藤真祐氏をお迎えして2020年9月2日に開催したウェビナーを動画でお届けします。「(新型コロナウイルスへの対応の過程で)医療分野のICT化の遅れがはっきりと分かり、今後の大きな課題として残った」と主張する武藤氏。在宅医療の分野でICT化の効果が期待できる項目としてデータ… 2020/09/17 在宅医療
慶應義塾大学医学部教授の宮田裕章氏に聞く 新型コロナによって変わる医療のデータ活用 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行によって、医療とデータとの関係はどのように変わっていくのか。データサイエンスや医療政策を専門とし、新型コロナウイルス感染症対策では厚生労働省とLINEと連携して全国調査を実施した慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室教授の宮田裕章氏に話… 2020/08/24 医療情報
電子処方箋や投薬情報確認などのプラットフォーム目指す オンライン資格確認のサイトが公開 社会保険診療報酬支払基金は2020年7月7日、オンライン資格確認に関する医療機関向けポータルサイト(https://www.iryohokenjyoho-portalsite.jp/)を開設した。これは被保険者のオンライン資格確認に医療機関や薬局が参加したり、資格確認対応の投資に対する補助を申請したりするためのサイト。現… 2020/07/10 医療情報
【動画】電子カルテ入力補助のクラークが2人必要なワケ みやはら耳鼻咽喉科では、電子カルテ端末が2台。入力するクラークも2人ついています。なぜクラークが2人必要なのでしょうか?(2分50秒) 2020/04/13 プライマリケア
ステーションに電子カルテがやってきた! 世の中の流れに乗って、医療現場も随分とIT化が進んできています。在宅医療の現場でも、医師やケアマネジャーとチャットグループをつくって情報共有するなど、様々なツールが増えつつあります。訪問看護向けの電子カルテシステムも開発されています。私は事務所での記録の入力や書類作成にパソコン… 2019/11/22 コメディカル
院内SNSで通話を減らす、カルテの音声入力で移動時間を効率化…… 「1人1台のiPhone」から始める働き方改革 愛媛県四国中央市のHITO病院は、2018年にPHSから米国アップルのiPhoneへの切り替えを始め、2019年5月からは全常勤スタッフが1人1台の院内iPhoneを持つようになった。スマートフォンの機能を活用することで、働き方改革につながる施策を続々と打ち出している。… 2019/08/06 医療情報
学会トピック◎第78回日本医学放射線学会総会 AIは放射線科医に代わるのか? 答えはNo 画像診断をする「鉄腕アトム」の実現が難しいワケ 近年、コンピュータの性能向上に人工知能(AI)開発技術の進展が相まって、第3次AIブームが到来している。このAIの登場により放射線科医は職を失ってしまうのか――。そんな疑問に答えるべく、第78回日本医学放射線学会総会(4月11~14日、開催地:横浜市)で開催されたシンポジウムに登壇した日… 2019/04/24 放射線科
特集◎これってコンプライアンス違反?《6》不適切なカルテ閲覧 患者情報をみだりに閲覧してはならない 島根大学が個人情報保護の目的外利用で処分へ 2018年11月15日。島根大学は、医学部附属病院で発覚した不適切なカルテ閲覧の調査結果(速報版)を公表した。殺人事件に巻き込まれた患者のカルテを247人の職員が閲覧していたもので、「興味本位」を含む「業務外」の閲覧と申告した人は96人に上った。島根大は、学内規定に基づき厳正な処分を行う… 2019/01/08 事件・話題
患者1133人分の電子カルテが閲覧不能に 奈良の宇陀市立病院がランサムウエアの被害に 身代金は支払わず 宇陀市立病院(奈良県宇陀市)は2018年10月23日、10月1日に導入した電子カルテシステムがランサムウエアに感染したと発表した。セキュリティーリサーチャーのpiyokango氏によれば、国内の病院の電子カルテシステムが受けたランサムウエア被害としては、本件が国内最初の公表事例だという。 ラン… 2018/10/27 事件・話題
『日経ヘルスケア』2018年7月号より IT化し過ぎて伝達ミスが多発します… 後日行う検査の予約を指示したつもりが、診察室の看護職員と受付スタッフの伝達がうまく行われず、電子カルテに予約が入ってない事態が起き、患者に大変迷惑をかけました。実はこれが初めてではなく、伝達ミスや電子カルテの操作ミスなどによって同じようなことが何度も起きています。当院の評判の… 2018/07/18 医療経営
診療方針が一目で分かるカルテ記載を! 前回、カルテ記載およびアテンディング医へのプレゼンテーションは、ビジネスに例えるなら「企画書」のようなものであり、これをしっかりと記載することで、自分の頭が整理され、また自分自身の思考過程がはっきりとしてくると述べた。今回は前回の予告通り、ノート(カルテ)記載のポイントに関… 2017/11/08 医師のキャリア
学会トピック◎JDDW2017 HBV再活性化予防は電カルにレジメン入力するときのアラートが効果的 癌患者や関節リウマチ患者に対して免疫抑制治療を行う際、電子カルテシステムにHBV関連検査を実施するようアラートを出す仕組みを搭載することで検査実施率が高まることが示された。HBV再活性化による急性・劇症肝炎を防ぐ仕組みとして有効だと、香川県立中央病院(香川県高松市)肝臓内科診療部… 2017/10/19 消化器
厚労省が公開するDPCデータは「宝の山」 下に示したのは、長崎県長崎医療圏(長崎市、西海市、長与町、時津町)にある26病院を対象に、2015年度の期間中の入院患者に対して「手術」「化学療法」「放射線療法」「救急車による搬送受け入れ」「全身麻酔」を実施した割合を積み上げたグラフです。厚生労働省がウェブサイトで公開している「D… 2017/07/31 医療経営
トレンド◎安さと使い勝手が魅力、東京都医師会も積極活用に乗り出す クラウド電子カルテ、診療所にじわり浸透 電子カルテの選択肢として、「クラウド型」が存在感を高めている。従来の電子カルテと比べて導入費用は数分の一。インターネット接続環境さえあれば、Webブラウザーを使う感覚で、いつでもどこでもパソコンやタブレット端末でカルテを作成したり閲覧したりできる。診療所を中心に、ここ1~2年で採用… 2017/05/11 医療情報
80歳の経営トップが強硬に反対、若手医師が疲弊… 「ネットは仕事に悪影響」と電カル未導入の病院 医療機関にとって電子カルテシステムは今や欠かせないツールです。導入や更新が遅れれば、診療や事務作業の効率化や他院との連携などに支障を来し、経営面への打撃も小さくありません。医療・介護の経営誌『日経ヘルスケア』の人気コラム「コンサルタント工藤高の病院経営最前線」。1月号の記事で… 2017/01/20 医療情報
リポート◎京大病院が進めるICT業務効率化(2) 「25分」のカンファレンス準備時間が「0分」に 医局内カンファレンスの準備時間をほぼゼロにできる、病棟管理を担当する医師にとっては夢のようなシステムが誕生した。京都大学医学部附属病院が2016年5月に導入した「メディカル カンファレンス ポータル」がそれだ。患者のリストアップや診断画像の取り寄せといった事前準備が不要になるというこ… 2017/01/19 医療情報
リポート◎京大病院が進めるICT業務効率化(1) 「かざす」だけでバイタルデータを瞬時に記録 京都大学医学部附属病院では、ICTを活用して医療従事者の業務効率を高める仕組みを相次いで導入している。その一つが、看護師が日常的に病棟で行うバイタルデータ測定の効率化だ。2016年5月に運用を始めた「バイタルデータターミナル」は、看護師がベッド脇の端末に測定機器をかざすだけで自動的に… 2017/01/18 医療情報
信頼していた電子カルテのデータが消失! 電子カルテは診療の記録をするだけでなく、データを経営分析に活用することもできて便利なツールですが、「もしデータが消えてしまったら…」という不安を抱いたことがある方も少なくないのではないでしょうか。今回は、開業から数年後に、一部のデータが消失していたことが発覚した事例をご紹介… 2016/12/22 医療経営
第49回日本薬剤師会学術大会より 「もはやカルテを見ずに調剤はできない」 医療機関の電子カルテを薬局で閲覧し、服薬指導に活用する取り組みが普及しつつある。16年10月9日に開かれた第49回日本薬剤師会学術大会で、ませ調剤薬局金山店(名古屋市中区)の間瀬定政氏が、名古屋市での取り組みを紹介した。… 2016/10/14 コメディカル
看護師たちが悩み告白、「電カルと悪戦苦闘」 日本医療情報学会、「電子カルテ時代の看護記録」でワークショップ 2016年7月8~9日に神戸市で開催された「第17回 日本医療情報学会 看護学術大会」。看護師や看護分野の研究者が集うこの学会で、立ち見の盛況を博したセッションがある。日本医療情報学会と医療情報ケアプロセス研究会が共催したワークショップ「電子カルテ時代の看護記録 ~せっかく書いた記録を… 2016/07/21 医療情報
第20回 日本医療情報学会春季学術大会 いよいよ動き出す医療等ID、2020年に本格運用へ 厚生労働省の高木氏が報告 医療保険のオンライン資格確認と医療等ID制度が2020年からの本格運用に向けて、いよいよ動き出す――。政府は2016年6月2日、「日本再興戦略改訂2016」を閣議決定。医療保険のオンライン資格確認および医療等ID(保健医療分野の情報連携に用いる識別子)制度を2018年度から段階的に運用開始し、202… 2016/07/07 医療情報
「刑事の目線」と「患者への目線」 今回は前回に引き続き、初期対応の落とし穴について述べましょう。一般的に、刑事の眼光が鋭いことは、皆さんご存知だと思います。それは、相手を威嚇するためではありません。取り調べや尾行の際に、しっかりと“目を凝らして”相手の一挙手一投足を見逃さないようにしなければなりません。こう… 2016/06/20 医師・患者関係
価格だけで電子カルテを決めた院長の後悔 新規で開業する際に、電子カルテシステムを導入する先生がほとんどだと思います。開業しても事業の立ち上がりに時間がかかることが多くなっていることから、初期投資を抑えるために、価格重視で商品選びをされている先生も多いのではないでしょうか。… 2016/05/17 医療経営
Wolters Kluwer社Health部門 Clinical Effectiveness CEO兼社長のDenise Basow氏に聞く 「医師の疑問に先回り」、UpToDateが目指す未来 こんにちは。Cadetto.jp管理人の増谷です。みなさん、最新論文やエビデンスをまとめた、いわゆる2次資料の代表格といえる「UpToDate」を、日々の臨床に役立てていますか? 現在、UpToDateは180カ国で110万人以上の臨床医が利用しています。日本だけでいうと、700以上の医療機関が導入しており、個… 2016/04/01 医療の質 医師・医学生限定コンテンツ
韓国の医療IT◎外来をスマホで誘導、全ベッドにPC標準装備 ここまで来た! 韓国の最先端“IoT”病院 センサー付きモバイル聴診器の臨床試験も実施中 韓国では、日本よりやや遅れて、2009年11月にスマートフォンが登場した。しかしスマートフォンの普及速度は世界一を自負するほど早かった。韓国政府の調査によると、2015年12月時点で全国民の85%がスマートフォンを利用し、さらにその8割はLTEという高速モバイルインターネットに対応した最新機… 2016/03/15 医療情報
2016診療報酬改定、ICT活用の評価はどうなった? 2016年度診療報酬改定で、情報通信技術(ICT)を活用した医療連携や医療データの収集・利活用に関する算定について新たに盛り込まれた。いよいよICTを活用した医療が日常診療のあちらこちらに広がってくると言えそうだ。… 2016/03/11 医療機器
電子お薬手帳の運用ガイドライン公表 薬局にQRコード対応を求める 厚生労働省はこのほど、都道府県への通知として、電子お薬手帳の運用ガイドラインとなる「お薬手帳(電子版)の運用上の留意事項について」を公表した。 2015/12/07 コメディカル
帝京大第三内科教授の小松恒彦氏が語る、電子カルテから見えてくるもの 外来化学療法の普及の裏に「見えない医療費」 「見えない医療費の問題は大きい。抗がん剤の外来化学療法を進めようと言われているが、患者の距離は無視されている。現実として、通院費がないということもある」──。こう語るのは、帝京大学医学部第三内科教授の小松恒彦氏だ。… 2015/11/29 血液内科
電子お薬手帳のデータ相互閲覧、実験的に開始 NPhAとポケットファーマシー、16年から栃木県で 日本保険薬局協会(NPhA)の電子お薬手帳「お薬情報玉手箱」と、ポケットファーマシー販売(東京都中央区)の電子お薬手帳「ポケットファーマシー」を連携させるための実証実験が、2016年から栃木県で開始される。一つの電子お薬手帳で患者の服用歴を一覧できるようにする試みで、電子お薬手帳の… 2015/10/28 コメディカル
趙章恩の「韓国スマートヘルスケア最前線」 韓国で「診療情報の共有化」がスタート 8月からプラットフォームの構築に着手、国は本腰も現場は反発 韓国の保健政策を担当する保健福祉部(部は省)は2015年8月から、全国の医療機関の診療情報を医療機関同士で共有できるプラットフォームの構築に着手した。個人もこのプラットフォームにアクセスすると、全国の医療機関で受診した診療情報を確認できるようになる。… 2015/09/10 医療情報
特集◎ヒヤリとしたあの瞬間《薬剤の取り違え》 カンデサルタンと間違えカルデナリンを処方 うろ覚えの一般名に要注意、3文字以上の入力を習慣に 東北地方の診療所に勤める内科医のB氏。外来診療をしていたところ、50歳代の男性が来院した。県外から出張で来たが、手持ちの薬がなくなったと話す男性。高血圧でいつもこの薬を飲んでいると紙を差し出してきた。… 2015/09/09 医療安全
国際モダンホスピタルショウ2015で、ファイルメーカーのパートナー各社が出品 ファイルメーカーを医療で使い倒す! 米FileMaker社の日本法人であるファイルメーカーは、「国際モダンホスピタルショウ2015」(2015年7月15~17日、東京ビッグサイト)で、同社製品の「FileMaker」をプラットフォームとして医療向けソリューションを開発するFBA(FileMaker Business Alliance)パートナー各社の製品を集めて展示・紹… 2015/07/26 医療情報
メディカル・データ・ビジョン、6月下旬から本格稼働 患者が診療情報を閲覧できるシステムを発売 メディカル・データ・ビジョンは6月11日、患者が自分自身の診療情報を管理・閲覧できるシステム「病院向けデジタル健康ソリューション『エースビジョン』」について発表した。6月下旬からサービスを開始し、今年度中に3病院での稼働を予定している。… 2015/06/12 医療情報
コスト削減に着手、狙いは電子カルテのメンテ料 これまでの連載では、主に収入を増やすための取り組みを紹介してきたが、当然、コスト削減も進めなければならない。どのような方法がよいのか、メディファームの裴先生と話し合った。 2015/04/08 医療経営
ISOUKAIx 医療情報(4) 電子カルテデータの利活用 野崎一徳先生(大阪大学) 野崎先生には「電子カルテデータの利活用」と題して、医療情報データベースの可能性についてご講演いただきました。 2015/02/09 医師のキャリア
ISOUKAIx 医療情報(3) セキュリティーとプライバシーとテクノフォビア 上原哲太郎先生(立命館大学) 病院での医療情報システムの障害とはいったいどういうものでしょうか?コスト、利便性などの問題もある中で、プライバシーはやはり最も大きな問題と言えます。立命館大学の上原先生には「セキュリティーとプライバシーとテクノフォビア」と題したご講演をいただきました。… 2015/02/02 医師のキャリア
ISOUKAIx 医療情報(2) 失敗するプロジェクト ~電子カルテ導入物語~ 竹村匡正先生(兵庫県立大学) 竹村先生は医療情報部で京都大学病院での電子カルテ導入に深く関与されていました。電子カルテ導入に関するノウハウを有する第一人者のうちの一人として、いくつもの病院の電子カルテ導入に携わっておられます。システムベンダ、コンサルタント、病院側が入り混じっての“涙の電子カルテ導入物語… 2015/01/26 医師のキャリア
ISOUKAIx 医療情報(1) それって『電子カルテ』ですか? 黒田知宏先生(京都大学) 京都大学医療情報企画部の黒田先生には電子カルテってそもそもなんなの?という疑問について専門家の立場からお話しいただきました。黒田先生は医療情報企画部のトップとして医療情報の専門家の立場から病院運営に深く関わっておられます。この講演では臨床医が普段意識しないような電子カルテの… 2015/01/19 医師のキャリア
【第49回 医療機器購入】 「機械好き」の院長が陥った思わぬ落とし穴 最近の医療機器は、電子カルテをはじめとしてコンピューターシステムによるものがほとんどです。今回はそれらの医療機器をシステム連携させる場合の「落とし穴」についてお話しします。 2015/01/07 医療経営
服薬履歴も同時に管理、総合メディカルが導入予定 パナソニックが処方箋送信サービスに参入 パナソニック ヘルスケア(東京都港区)は7月9日、薬局向けの新サービス「ヘルスケア手帳」を7月15日に発売すると発表した。患者がスマートフォン(スマホ)で撮影した処方箋を薬局に送信する処方箋送信サービスに、患者の処方箋の履歴を閲覧できるお薬手帳機能を組み合わせたもの。両方のサービ… 2014/07/10 医療情報
ITが医療を変える◎クラウド型カルテに乗り換えた理由 現場の事情に合った電子カルテの「選び方」と「使い方」 Case010●宇都宮協立診療所(宇都宮市) 医療機関、特にクリニックや中小病院にとって、電子カルテ導入の負担は小さくない。費用に加え、サーバ設置スペースや維持管理の手間などの負担が、導入をためらわせる要因になっているのは間違いないだろう。… 2014/04/08 医療情報
電子カルテの購入、価格と「義理」のはざまで悩まされ 電子カルテ選びのため、メーカー直営のショールームを訪問したり、開業セミナーのデモを体験してきましたが、なかなか機種を絞り切れず、さりとて手当たり次第に電子カルテを見に行く時間もありませんでした。そこで思いついたのが、複数のメーカーの電子カルテを展示してあるショールームです。… 2014/03/25 医療経営
ITが医療を変える◎臨床で役立つ電子カルテ「DACS」 「紙カルテぱらぱら」に負けない電子カルテとは Case009●大阪大学医学部付属病院(大阪府) 医療界が進む方向として、医療情報の電子化はもはや既定路線といえる。だか、そのベースになる電子カルテの普及度は、病院でも30%強、クリニックでは20%前後といわれる。徐々に広がっているとはいえ、まだ少数派だ。… 2014/03/05 医療情報
【第42回 レセプト請求】 「電子カルテがあればレセプトは覚えなくても…」の勘違い A先生は開業を前に、スタッフの採用に取り掛かりました。看護師は、先輩ドクターからの紹介で1人の採用を決めていたので、今回は事務スタッフのみの募集です。 2014/02/24 医療経営
電子カルテメーカーの雑な説明に「売る気あるの?」 前回、ショールームの見学だけでは電子カルテの使い勝手が分かりにくいということを書きましたが、電子カルテメーカーから提供される「有益な情報」は本当に少ないというのが率直な印象です。 2014/01/31 医療経営
ITが医療を変える◎患者IDの統一とモバイル活用がカギ 電子カルテで健診・在宅・病院内医療をサポート Case8●金井病院(京都市) 「同じ院内にあるのに、健診のシステムと医療のシステムが分断されている」。2007年に金井病院理事長に就任したときから、この問題は金井伸行氏の心に引っかかっていた。同院は158床(一般114床、療養44床)のケアミックス型総合病院。訪問看護ステーションなど介護系の関連施設もある。地域に密… 2014/01/06 医療提供体制
医療者にも迫る!?「テクノロジー失業」 わが家の4歳になる娘はごっこ遊びが大好きだ。先日、弟の診察に付き添ってくれた娘がかかりつけの小児科から帰宅すると、「お医者さんごっこしよう!」と張り切っていた。しかし、持ってきたのは聴診器でも注射器でもなく、私が仕事で使っているノートパソコンだった。… 2013/08/12 医療情報
日経メディカル 書籍紹介 カルテはこう書け! 目からウロコ「総合プロブレム方式」 主治医として合理的に診療するために考案された診療形式「総合プロブレム方式」を解説した書籍。診断に必要な患者への徹底した情報収集や分析の方法、集まった情報を整理するコツを紹介。日常診療で得られるカルテへの記載を的確に診断へ結び付けるテクニックをまとめた。… 2013/06/28 医療情報
日経メディカル 書籍紹介 SaaS/クラウド技術で 電子カルテはここまで進化する 電子カルテの新しい活用術 SaaS/クラウド型電子カルテ「OpenNetKarte」の特徴や活用術を紹介した本。同カルテは著者が中心となり、現場の医師の目線で使い勝手を追求して開発したもの。機能や使い方、メリットなどについて、実際の画面写真を豊富に収録し解説している。災害医療支援への応用についても言及した。… 2012/09/07 医療情報
電子カルテに抱く「少しの不快感」の正体は? すでに医療現場では欠かせない代物となっている電子カルテを扱う中で、最近少し気になってきたことがある。 電子カルテの需要はますます拡大し、ますますシステム化は進み、ますます煩雑になる。そうした流れの中で私が論じたいのは、電子カルテ内で展開される“医療者同士のコミュニケーション… 2012/04/11 医療情報
「ERのブラックホール」vs.電子カルテ 臨床実習のために医学生たちがクリニックにやって来た。ナースプラクティショナー(NP)の学生を指導したことがあるが、医学生は初めてだ。彼らのメディカルスクールでは、生理学や解剖学、フィジカルアセスメントなどを最初の2年間で学び、3、4年目は実習が中心となる。彼らは白衣がいまいち様に… 2011/11/08 海外
FileMakerによるサブシステムと電子カルテの組み合わせで実現 山陰労災病院(鳥取県米子市):帳票や伝票の必要性にもこだわり、「紙」と「電子」の融合システムを構築 山陰労災病院は、従来から使い続けてきた伝票や帳票による運用のメリットを活かしながら、診療業務のシステム化を推進するために、システム上必要な紙ベースの書類と電子カルテシステムと融合させた病院情報システムを構築・運用している。伝票や帳票はFileMakerをベースにしたサブシステムで発行… 2011/10/25 医療情報
急性期医療・在宅医療・予防医療をシステムで支援 金井病院(京都市):電子カルテ導入と患者IDの統一でグループでの情報共有を実現 京都市伏見区の医療法人社団 淀さんせん会 金井病院は、ケアミックス型で健診部門を持つ本院と在宅療養支援診療所、訪問看護ステーション、デイサービスセンターなど、グループ全体で地域の急性期医療・在宅医療・予防医療を支えている。同院は2011年7月に電子カルテを中心とした病院情報システム… 2011/10/06 医療情報
電子カルテ導入でシェーマを描くのをやめた医師は4人に1人 「時間がかかる」「描きづらい」といった不満が大半 電子カルテは、保存スペースを取らない、検索が容易、ネットワークを介して情報共有が可能などの利点がある。一方で、患部の様子などのシェーマを描きにくいことを欠点に挙げる医師は多い。では、電子カルテの導入を機に、医師のシェーマ描画に変化はあったのだろうか。… 2011/08/30 医療情報
第15回日本医療情報学会春季学術大会 【医療情報学会】発生源がバイタル計測・自動記録するシステムの実験成果を発表:京大附属病院 千葉県美浜区の幕張メッセで開催された第15回日本医療情報学会春季学術大会で、京都大学医学部附属病院医療情報部の黒田知宏氏が、コンティニュア対応機器とBluetoothによる相対位置計測を利用した「発生源がバイタル計測・記録するセンサーネットワークシステムの試作」に関する研究を発表した。… 2011/06/27 医療情報
富士通、機能強化した中規模病院向け電子カルテを販売開始 富士通は6月13日、中堅規模病院向け電子カルテシステム「HOPE/EGMAIN-LX(ホープ イージーメイン エルエックス)」の販売を開始したと発表した。「LX」は、200床程度までの中堅規模病院を対象にした電子カルテシステム。大規模病院向けシステム「HOPE/EGMAIN-GX」をベースに開発した。… 2011/06/13 医療情報
NECのSaaS型電子カルテサービス、第1号ユーザーが運用を開始 NECは4月13日、100床未満の小規模病院向けに提供するSaaS型電子カルテサービス「MegaOakSR for SaaS」が、岡山県倉敷市の玉島第一病院(77床)で、4月から運用を開始したことを発表した。同病院は、MegaOakSR for SaaSの第1号ユーザーとなる。… 2011/04/14 医療情報
宮崎大病院がAndroid携帯端末200台を導入へ スマートフォン対応の電子カルテシステムが登場 ソフトウエア開発会社の(株)コア・クリエイトシステムとインターシステムズジャパン(株)は、スマートフォンを活用した電子カルテシステム「WATATUMI(わたつみ)Ver.1.0」を開発。コア・クリエイトシステムの従来の電子カルテ「IZANAMI(いざなみに連動した診療業務用の携帯端末として、Andro… 2011/03/09 医療情報
ワイズマン、機能強化した電子カルテシステムの新バージョンを発売 福祉・医療情報システムを開発・販売するワイズマン(本社盛岡市)は、中小規模病院向けの電子カルテシステムの新バージョン「電子カルテシステムER Ver4.0」を、3月3日に発売開始したと発表した。入院患者の経過把握やオーダー支援、院内コミュニケーション機能の強化などが図られている。… 2011/03/08 医療情報
ワイズマン、「電子カルテシステムER」の手書き入力機能強化版を発売 福祉・医療システムを開発・販売するワイズマン(盛岡市)は、同社の主力商品である中小規模病院向けのパッケージシステム「電子カルテシステムER」の手書き入力機能を強化した新製品を、今年6月から発売すると発表した。… 2011/02/09 医療情報
ICT医療フォーラム ICTによる高度医療社会の実現 第1回「日本版EHRが可能にする新しい医療」:1/31開催 【概要】日本経済新聞社と総務省が共同で開催するシンポジウム。急速な高齢化社会とそれに伴う国民医療費の増加、医療の質の向上と効率化、医療費の適正化などの問題の解決に向けて、ICTを活用した地域医療情報連携の現状と課題や、日本版EHRの基盤構築 への展望、個人や医療機関による健康情報の活… 2011/01/13 医療情報
警告:この薬を本当に処方したいか? 【原題】WARNING: Do You Really Want to Prescribe This? A computerized order entry warning system prevented some potentially inappropriate medication use in hospitalized older patients. 2010/12/11 医療情報 医師限定コンテンツ
ワイズマンが介護・福祉事業所向け介護ソフトをリニューアル、「ワイズマンシステムSP」を発売 福祉・医療システムを開発・販売するワイズマン(盛岡市)は11月30日、介護・福祉事業所向け介護ソフトをリニューアルした「ワイズマンシステムSP」の販売を11月に開始したことを発表した。居宅支援事業所向け、地域包括支援センター向けなど、すべての介護・福祉システムを順次リリースする。… 2010/12/02 医療情報
富士通、入院設備のない診療所向け医療事務一体型電子カルテシステム販売開始 富士通は11月2日、入院設備のない無床診療所向けに、医療事務一体型電子カルテシステム「HOPE/EGMAIN-RX」(ホープ/イージーメイン アールエックス)の販売を開始した。 2010/11/02 医療情報
本誌連動◇iPadで変わる医療 Vol.6 【寄稿】iPad登場で見えてきた新しい医療の形 国際医療福祉大学大学院医療福祉学研究科・薬科学研究科教授 池田俊也氏 医療界のIT動向に詳しい臨床医は、iPadが医療現場にどのような影響を及ぼすと見ているのか。国内外の医療IT事情に詳しい、国際医療福祉大の池田俊也氏に解説してもらった。(編集部) 2010/10/25 医療情報
本誌連動◇iPadで変わる医療 Vol.3【待合・外来・病棟】 問診・説明への活用で患者の理解度向上 iPadにはキーボードはなく、操作は指先で行うため、初めてでも簡単に使える。iPadを用いた電子問診票は、鉛筆を握って文字を書くのが難しい患者でも指で触れるだけで回答でき、回答内容は直接電子カルテに取り込める。外来や病棟では、医療スタッフがiPadで患部の画像を見せながら患者に説明する… 2010/10/20 医療情報
本誌連動◇iPadで変わる医療 Vol.2【手術・遠隔医療・リハビリ】 精緻な画像で手術・読影を支援 明るく色鮮やかな画面は、iPadの最大の特徴だ。iPadを手術室に持ち込んで3D(3次元)化した医用画像で術野を確認したり、遠隔地にいる専門医がiPadで画像を読影したりするケースが登場してきた。こうした利用によって、より多くの情報を基にした診療が広がれば、医療の質の向上につながりそうだ。… 2010/10/19 医療情報
本誌連動◇iPadで変わる医療 Vol.1 多彩なアプリで変革を後押し 画面が見やすい、操作しやすい、持ち歩きやすい──。そんな特徴を持つiPadが、手術や患者説明、在宅医療など様々な医療場面で使われ始めた。医用画像の閲覧や文献検索などができる医療用のアプリケーション(アプリ)も続々登場。医療者の業務効率を高め、より良い医療を提供するための特効ツー… 2010/10/18 医療情報
コメディカルとの情報共有を強化し、業務の質向上を実現 嶋崎病院(茨城県日立市):電子カルテシステム導入で部門間の情報共有を強化 茨城県日立市の整形外科専門病院、医療法人ここの実会 嶋崎病院は、新病院の新築・移転を機に電子カルテシステム導入に踏み切り、診療現場のIT化を成し遂げた。紙文書によるオーダー、診療情報の電子化により部門間の情報の伝達性や共有が密になり、部門スタッフの業務の効率化と業務品質の向上を… 2010/10/07 医療情報
【国際福祉機器展2010】各社が介護・福祉業務支援システムの次期バージョンを出展 高齢者や障害者向け福祉機器の展示会「第37回 国際社会福祉機器展(H.C.R 2010)」が、9月29日~10月1日の3日間東京ビッグサイトで開催された。国内外492社、2万点に上る福祉機器が展示され、3日間で11万9451人(主催者発表)の来場者を集めた。介護用日常生活用品をはじめ、車いす用福祉車両、バ… 2010/10/04 医療情報
【国際モダンホスピタルショウ2010】これからの医療IT化と病院情報システムの姿を探る――国立成育医療研究センター、帝京大学 国際モダンホスピタルショウ2010では、カンファレンスも開催された。その中から「病院IT化のすべて」と題した国立成育医療研究センター医療情報室長 山野辺裕二氏と、「医療情報システム刷新の要諦」と題した帝京大学の本部情報システム部部長 澤智博氏の講演をレポートする。… 2010/08/10 医療情報
NEC、小規模病院向け電子カルテシステムをSaaS型で提供 NECは5月10日、電子カルテシステムをネットワーク経由でサービス提供するSaaS型の「MegaOakSR for SaaS」を発表した。診療情報を日本国内のデータセンター内で管理し、電子カルテ、オーダリング、看護システムという主要な機能をネットワーク経由で提供するもの。主な対象は100床以下の小規模病院… 2010/05/11 医療情報
さまざまな用途に活用できる電子クリニカルパスのバリアンス分析 NEC医療セミナーで大阪府立急性期・総合医療センター 細見昌弘氏が解説 電子カルテの普及に伴って、クリニカルパスの電子化も進んできている。2007年9月に、クリニカルパスを軸とした電子カルテシステムの運用を開始した大阪府立急性期・総合医療センターは、電子クリニカルパス活用の先駆的な医療機関である。2月に東京・大阪で開催された「NEC医療セミナー 2010」で… 2010/03/18 医療情報
電子カルテにコメディカルの患者記録の集約---社会医療法人 興生会 横手興生病院 情報の一元化・共有化でチーム医療を促進 精神科病院は一般に電子カルテシステム導入などのIT化が遅れている。その半面、精神科治療では電子カルテの重要性が高い。医師・看護師に加え、臨床心理士、作業療法士、精神保健福祉士など、多職種のコメディカルがかかわるため、情報の一元的管理が必要だからだ。秋田県の横手興生病院は、2009… 2010/03/09 医療情報
モダンホスピタルショウ、今年は7月14日から開催 昨年より規模拡大見込む 日本病院会と日本経営協会は1月25日、医療情報、介護機器などの総合展、「国際モダンホスピタルショウ2010」(IMHS2010、公式ホームページはhttp://www.noma.or.jp/hs/)の開催概要を発表した。会期は7月14日~16日の3日間。東京・有明の東京ビッグサイト東展示棟で開催される。2009年に比べて出… 2010/01/27 医療情報
自分のために作った“電子カルテ様ソフト” 安谷屋 亮(多良間診療所) 今回は私が趣味を兼ねてやっている、自作のソフトウエアによる「診療所のちょっとだけ電子化」についてお話します。2年前、私が多良間島に赴任したとき、診療所はレセコンこそ導入されていたものの、それ以外は電子化と無縁の世界でした。… 2010/01/21 医療情報
MOMTECとサイトロックの協業で中小病院向けに展開 診療端末からプリンターまでの運用管理をクラウド型サービスとして提供 多くの病院で電子カルテシステムをはじめとした医療情報システムを整備しているが、安定した稼働を維持するための運用管理の課題は多い。特に中小規模病院では医療情報システム部門にインフラ管理担当者を置くことは経営的にも難しい。システム機器の障害発生時には構築を担当したシステム会社の… 2009/12/24 医療情報
すべての医療機関にオンライン化を強制できるか? 厚生労働省は2009年11月26日、医療の世界におけるIT利用に大きな影響を及ぼす改正省令を施行した。この改正省令は、医療機関が報酬を受け取るために提出する診療報酬明細書(レセプト)を審査支払機関にオンラインで送信する、いわゆる「レセプトオンライン」の推進を大幅に遅らせる内容になって… 2009/12/17 医療情報
タブレットモバイルPC活用した手術室管理---帝京大学医学部附属病院 手術スタッフのステータス管理をリアルタイムで実現 帝京大学医学部附属病院は、新病院棟のオープンとともに統合型病院情報システムを稼動させた。医療情報連携基盤にSOA(サービス指向アーキテクチャ)を導入して先進的なシステムを構築したのをはじめ、音声・データ兼用携帯電話による情報伝達・共有の仕組みやリアルタイムな手術スタッフの管理が… 2009/12/14 医療情報
長崎医療センターが電子カルテ刷新、カスタマイズを抑え処理速度を向上 長崎医療センター(長崎県大村市、643床)は、同院の電子カルテシステムを富士通の電子カルテシステム製品「HOPE/EGMAIN-GX」に刷新した。2009年9月に本稼働しており、安定稼働を確認して富士通が2009年11月30日に発表した。カスタマイズを極力抑えることで、既存のシステムに比べ画面の展開速度… 2009/12/03 医療情報
トータルなヘルスケアサービスを提供できる社会に向けて NECヘルスケアソリューション事業の強化ポイントと新サービス NECは2009年11月6日、プライベート・イベント「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2009」(会場:東京国際フォーラム)のテーマ・プレゼンテーションにおいて、「人と社会に優しいヘルスケアイノベーション」と題し、同社イノベイティブサービスソリューション事業部ヘルスケア事業推進グループ・… 2009/12/02 医療情報