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エリアレビュー・脳腫瘍
初発膠芽腫治療におけるベバシズマブの上乗せ効果【SNO2012】
埼玉医科大学国際医療センター脳脊髄腫瘍科診療科長 西川亮氏

2013/01/16

 初発の膠芽腫(glioblastoma)に対し、標準治療であるテモゾロミドと放射線療法の併用に、ベバシズマブを上乗せすることで、無増悪生存期間(PFS)を有意に4カ月延長することが、日本を含む国際共同試験であるAVAglio試験で明らかになりました。

 ベバシズマブを追加したほうが、QOLが安定あるいは改善している期間が長く、ステロイド剤の使用も少なくなることが確認されました。今後の全生存期間(OS)の結果にもよりますが、テモゾロミドしかなかった膠芽腫の治療に、新たな薬の選択肢が示されたことは画期的なことだと思います。

AVAglio試験の概要

 脳腫瘍のなかでも予後の悪い膠芽腫に対し、放射線療法にテモゾロミドを併用することで、生存は劇的に改善しました。しかし2年生存率は27.2%、5年生存率は9.8%と、十分ではありません(Stupp R, et al. Lancet Oncol. 2009;10:459-66)。


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