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エリアレビュー・胃癌、大腸癌【ASCO 2009】胃癌にも個別化医療時代が到来
三沢市立病院院長 坂田 優氏

2009/06/29

 今回のASCOで、胃癌領域の最大のトピックスはToGA試験でしょう。
 ToGA試験は、抗HER2モノクローナル抗体製剤であるトラスツズマブを進行胃癌に投与する試験でした。胃癌患者において、HER2陽性例が約20%存在することがわかっています。

 ToGA試験は、アジア、オーストラリア、欧州、ラテンアメリカ、南アフリカの24カ国142施設で実施され、主要登録国は、日本、韓国、中国、ロシアでした。3807人の胃癌患者からHER2陽性の810人(陽性率22.1%)を選び出し、さらにその中の進行胃癌患者584人を2群に分けておこなわれました。対照群(290人)には、標準療法として静注5FUまたはカペシタビンにシスプラチンが投与されました。比較治療群は標準療法に加えてトラスツズマブが投与されました(294人)。

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