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米国で子宮体癌対象にdalantercept(ACE-041)のフェーズ2試験を開始

2012/11/17
大西淳子=医学ジャーナリスト

 米Acceleron Pharma社は、2012年11月14日、Gynecologic Oncology Group(GOG)が、再発性または難治性の子宮体癌の患者を対象にdalanterceptのフェーズ2試験を開始したと発表した。

 GOGは、米国立衛生研究所(NIH)の傘下にある国立癌研究所(NCI)の支援を受けて、婦人科癌の予防と治療を目的とする基礎研究と臨床研究の質の向上に取り組んでいる非営利組織。これまでに300を超える臨床試験を実施してきた。

 dalanterceptは新たな治療用蛋白質で、TGF-βスーパーファミリーのメンバーであるBMMP9、BMO10とアクチビン受容体様キナーゼ1(ALK1)の相互作用を阻止することにより血管新生を阻害する。進行癌患者を登録したフェーズ1試験では、dalanterceptの忍容性と臨床活性の徴候が示された。

 NCIがCancer Therapy Evaluation Program(CTEP)を通じて資金を提供しているオープンラベルのフェーズ2試験は、米国の複数施設で約52人の再発性または難治性子宮体癌患者を登録する計画。無増悪生存期間が6カ月以上になった患者の割合と客観的奏効率の評価が予定されている。

 Dalanterceptについては、頭頸部の扁平上皮癌の治療に用いるフェーズ2試験が現在進行中で、他に、腎細胞癌、卵巣癌を対象とする臨床試験の開始も予定されている。

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