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小野薬品がRas阻害剤サリラシブの国内独占権獲得、膵癌対象に11年下期にフェーズ1開始へ

2010/09/03
横山勇生

 小野薬品工業は、9月1日、米Concordia Pharmaceuticals社と同社が膵癌を対象に米国で開発中のRasシグナル阻害剤サリラシブについて、日本における独占開発・販売権を獲得したと発表した。小野薬品は膵癌を対象にしたフェーズ1試験を2011年下半期に開始する計画だ。

 膵癌では、Ras遺伝子の変異が高率に起きていることが示されている。サリラシブは、治療未経験の進行膵癌患者を対象にConcordia社が米国で実施したフェーズ1/2試験で、ゲムシタビンとの併用で1年生存率の改善や生存期間の延長とともに忍容性が示唆されたという。

 小野薬品は、将来的に別の癌腫で開発を進める場合には、Ras遺伝子変異の多い大腸癌を対象とすることを考えている。

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