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膵癌対象のエルロチニブ、ゲムシタビン、アバスチン併用のフェーズIIIで全生存期間の延長示せず

 進行膵癌を対象に上皮細胞成長因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼ阻害剤エルロチニブ(「タルセバ」)、ゲムシタビン(「ジェムザール」)に抗血管内皮成長因子抗体ベバシズマブ(「アバスチン」)を併用する第一選択療法としてのフェーズIII試験の結果が明らかになった。スイスHoffmann-La Roche社が11月13日に発表した。

 発表したのは、エルロチニブとゲムシタビンの併用にベバシズマブを加えた場合と加えなかった場合を比較するAVITAと名づけられた臨床試験の結果。ベバシズマブ投与群で主要評価項目である全生存期間の延長を達成することができなかった。ただし副次評価項目である臨床効果については、エビデンスを示すことができたという。試験の詳細は今後開催される学会で公表される予定だ。

 なお、ベバシズマブとゲムシタビンを併用して進行膵癌に投与したCALGB80303試験では、ベバシズマブは無増悪生存期間も全生存期間も延長することはできなかった。

 Roche社は、エルロチニブとゲムシタビンの併用にベバシズマブを加えることの利益を決定するためにAVITA試験の結果の解析を継続している。

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