
2009. 6. 4
ASCO速報、配信中です
日経メディカル オンラインでは、第45回米国臨床腫瘍学会(ASCO)で発表された研究結果などを速報しています。これまでに掲載したニュースをお知らせします。
●非小細胞肺癌ではEGFR変異がゲフィチニブへの反応を予測するバイオマーカーに
●閉経後乳癌患者の骨密度変化を表す統計学的モデルではシークエンシャル投与が良好な骨保護を示す結果にならず
●トリプルキナーゼ阻害薬BIBF1120は再発卵巣癌に対する維持療法として有望
●パゾパニブは進行腎細胞癌の無増悪生存期間を延長する
●HER2陽性胃癌患者に標準療法にトラスツズマブを加えて投与で生存期間が延長
●ゲムシタビンとシスプラチンの併用は進行胆道癌の標準治療になる可能性
●化学療法とトラスツズマブの併用ネオアジュバントで手術可能なHER-2陽性乳癌患者に高い効果
●PARP阻害剤BSI-201とゲムシタビン/カルボプラチンの併用で転移性トリプルネガティブ乳癌患者の生存期間が延長
●化学療法とトラスツズマブの併用ネオアジュバントで手術可能なHER2陽性乳癌患者に高い効果
●オクトレオチドLARが中腸の転移性神経内分泌腫瘍患者の無増悪期間を有意に延長
●胆道癌にはGC療法がわが国でも標準療法に成り得る
●転移性尿路上皮癌の初回治療にGC療法とベバシズマブの併用が有望、毒性には注意が必要
●進行性前立腺癌では骨関連性事象を伴う骨転移があると生存率が低下
●mFOLFOX6にベバシズマブを追加しても早期大腸癌患者に長期的な利益は見られず
●VMPT療法はVMP療法よりも高齢多発性骨髄腫患者の寛解率を改善
●ペメトレキセドとシスプラチンの併用投与は東アジア人の非扁平上皮NSCLC患者の生存期間を延長する可能性
●GIST完全切除例に対するイマチニブ術後補助療法で中リスク以上の再発リスクが有意に低下
●局所進行GISTに対するイマチニブの術前補助療法で臓器温存手術も可能に
●Vandetanibとドセタキセルの併用でNSCLCの無増悪生存が延長、症状も軽減
●エルロチニブとベバシズマブによる維持治療はNSCLCの無増悪生存期間を延長
●ペメトレキセドは進行非小細胞肺癌の維持療法としても有効
●カペシタビンとドセタキセル併用でエストロゲン受容体陽性患者の生存期間延長を確認
●進行性の非扁平上皮非小細胞肺癌の日本人患者でべバシズマブ併用効果を証明
●合成カンプトテシン誘導体TP300のフェーズ2、9月には英国で開始へ
●イマチニブ抵抗性の移行期CMLでもニロチニブの長期臨床効果を確認
●初発慢性期の慢性骨髄性白血病患者のファーストライン治療としてニロチニブが高い効果
●レトロゾールはタモキシフェンよりも認知機能を維持しやすい
●転移性腎細胞癌ではLDHや診断から治療までの間隔などが全生存期間の予後因子に
●腎細胞癌を対象のBAY 73-4506フェーズ2試験で有望結果
●イマチニブ抵抗性の慢性期CMLに対するニロチニブの早い効果発現と持続性についての続報が示された
●NCCNの最新ガイドラインがASCO会場で配布、インターネットでも入手可能