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トピック◎新型コロナウイルス感染症・二次被害
ばい菌扱い、タクシー乗車拒否、家族が出勤停止を言われ…
北播磨総合医療センター、誹謗中傷に抗議の声明発表

写真1 北播磨総合医療センター

 兵庫県の北播磨総合医療センターは3月22日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関連して、職員や来院患者が誹謗中傷を受け、風評被害の実害も出ていることに抗議する声明を発表した。

 同病院は3月10日以降、4人の職員がCOVID-19に感染していることが判明し、3月12日から25日まで新規入院や外来診療、救急受け入れを中止した。早期再開に向け、病院が一丸となって感染対策に取り組んでいるが、これまでの感染経路の調査では、院内感染は否定され、患者と直接接触のない管理部局で感染が発生したことが明らかになっている。

 ところが、COVID-19感染者が確認されたことを発表して以降、来院する患者・家族をはじめ、同院の職員とその家族に対する誹謗中傷や風評被害が多数確認されているという。

 具体的には、職員がばい菌扱いされたり、引っ越し時に引っ越し業者からキャンセルをされたり、タクシー乗車を断られたりする事例があった。中には、職員と接触していない家族が勤務先から出勤停止を言われた事例、親族が介護施設の利用を見合わせるよう言われた事例などがあり、実害が生じている。

 同病院は、こうした誹謗中傷や風評被害を問題視。行政とも相談を重ね、内容によっては名誉棄損や精神的苦痛、経済的損失に該当し得るとの見方を示している。

写真1 北播磨総合医療センターが公表した抗議声明

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