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私の視点(オリジナル)

2008. 6. 21

大地震!バス転落!!―岩手・宮城内陸地震の現場から

昆 祐理(八戸市立市民病院救命救急センター)  

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救急医療

 ふと隣の患者を見ると、周りのみんなも私を見ている。「どうしたの?」と診に行くと「ショックだからお願い」と。また、そちらにも参入することとなった。

17:00 ヘリ搬送
 ヘリで広域搬送となるため、準備を開始した。患者のバイタルは血圧150/70、脈拍100で安定した。呼吸状態も「楽になった」とのことで、表情も穏やかになった。搬送に十分耐えられるとして、ヘリポートへ救急車で向かった。


動画 ERよりヘリポートへ

ドクターヘリの搬送で申し送り

 ヘリポートまでは救急車で2分。ヘリは、福島県のドクターヘリが来てくれた。患者の状態は安定していた。ヘリに乗った患者さんに私と看護師が「がんばってください」と声をかけると、「はい。ありがとうございます」と、搬送時とは違うはっきりとした口調で言葉を返してくれた。そしてヘリはそのまま上空へと飛び立っていった。

18:20 本部に戻って

ヘリで運ばれる患者

 広域搬送された先ほどの患者さんについて、搬送先の病院から連絡が入った。「状態は安定していて、元気ですよ!」

 ブリーフィングを行った後、夕食にありつけたのは午後10時すぎ。くたくたに疲れていたが、最後の患者さんの「ありがとうございます」の一言が頭の中を駆け巡り、心地よい疲れの中で眠りについたときには日付が変わっていた…。

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