日経メディカルのロゴ画像

トピックス4 [07 Winter]
スニチニブが胃がんへ 第II相試験の結果が公表

2007/12/25
日経メディカルCancer Review

 米国ファイザー社は、スニチニブリンゴ酸塩(販売名:スーテント)が、進行胃がんに対する第II相試験を行った結果を報告、化学療法歴がある進行胃がん患者に抗腫瘍効果を認めたと、9月26日発表した。この試験では、スニチニブリンゴ酸塩を50mg/日を4週投与・2週休薬の6週間サイクルで反復投与した。

 投与を受けた72人の患者のうち2人で部分奏効(PR)、17人が病状安定(SD)となった。12人が3カ月以上のSD、そのうちの3人が6カ月以上のSDとなった。

 無増悪生存期間(PFS)の中央値は11.1週、全生存期間(OS)は47.7週だった。因果関係を否定できない有害事象としては、悪心と口内炎が多かったが、それらのほとんどがGrade1ないし2でとどまった。Grade3から4の非血液学的有害事象としては、疲労、食欲不振および手足症候群、同じGradeの血液学的有害事象としては、血小板減少症、好中球減少症およびヘモグロビン減少が認められた。

 スニチニブは、血管内皮成長因子受容体(VEGFR)と血小板由来成長因子受容体(PDGFR)のリン酸化反応を止めることによって、腫瘍血管新生や細胞増殖を止める分子標的治療薬の1つ。欧米では進行性腎細胞がんの第1選択薬として使用されている。日本では同様の進行性腎細胞がんと消化管間質腫瘍(GIST)を適応に審査中で、2008年にも承認されるとみられている。また海外では、進行性乳がん、進行性小細胞肺がん、進行性結腸直腸がんをはじめとする様々な固形がんを対象に臨床試験が進行中(www.suntrials.com)。

  • 1
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

日経メディカル Cancer Review

この記事を読んでいる人におすすめ