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041.日経メディカル 聴く論文(2021.10.04-10.08)
天然痘やポリオと比較したCOVID-19根絶の可能性 他

2021/10/08

 2021年10月8日に公開したポッドキャスト配信「日経メディカル 聴く論文」のアーカイブです。ご興味のある方は是非ご登録ください。
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(1)BMJ Global Health誌から 天然痘やポリオと比較したCOVID-19根絶の可能性
 ニュージーランドOtago大学のNick Wilson氏らは、独自の方法を用いて、COVID-19根絶の可能性を天然痘やポリオと比較し、その可能性は天然痘よりはかなり低いが、ポリオよりは少し高いと試算し、COVID-19根絶の可能性を諦めるべきではないとするCommentaryをBMJ Global Health誌に投稿し、2021年8月9日に公開された。

(2)JAMA Network Open誌から 子犬から超多剤耐性C.jejuniに感染した例が多数見つかる
 米国における超多剤耐性Campylobacter Jejuni感染経路として、近年、ペットショップで販売されている子犬が大きな役割を果たしていることが明らかになった。米国疾病予防管理センター(CDC)のLouise K. Francois Watkins氏らは、調査結果を2021年9月15日のJAMA Network Open誌電子版に報告した。

(3)JAMA誌から 血清尿酸濃度を上げてもパーキンソン病の進行は抑制できない
 米国Massachusetts総合病院のMichael A.Schwarzschild氏などParkinson Study Group SURE-PD3の研究者たちは、血清尿酸値が低い初期のパーキンソン病(PD)患者を対象に、イノシンを2年間投与して尿酸値を高く保つことでPDの進行を抑制できるかどうかを調べるランダム化比較試験を行い、プラセボ群に比べPDの進行を抑えることはできなかったと報告した。結果はJAMA誌2021年9月14日号に掲載された。

(4)JAMA Intern Med誌から 甲状腺機能障害と認知機能低下に有意な関連は見られない
 オランダLeiden大学のNicolien A. van Vliet氏らは、23件のコホート研究に参加した7万4565人の甲状腺機能と認知機能の関係を検討し、甲状腺機能亢進症や機能低下症と、認知症や認知機能低下に関連は見られなかったと報告した。結果は2021年9月7日のJAMA Intern Med誌電子版に掲載された。

(5)Lancet誌から 少量の降圧薬を4種類含む合剤は通常量の降圧薬単剤治療より有望
 オーストラリアSydney大学のClara K Chow氏らは、標準用量の4分の1に減らした4種類の降圧薬を1錠にまとめた配合薬と、標準用量のイルベサルタンを高血圧患者に12週間投与するランダム化比較試験を行い、4剤配合薬による治療はイルベサルタン単独よりも降圧効果が優れていたと報告した。結果は2021年8月28日のLancet誌電子版に掲載された。

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連載の紹介

日経メディカル 聴く論文
好評コラム「海外論文ピックアップ」で紹介した最新医学論文の概要をコンパクトに音声で読み上げます。毎週金曜日に配信します。

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