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040.日経メディカル 聴く論文(2021.09.27-10.01)
ファイザーのコロナワクチンは接種後6カ月でIgG抗体価がピーク時の7%に低下 他

2021/10/01

 2021年10月1日に公開したポッドキャスト配信「日経メディカル 聴く論文」のアーカイブです。ご興味のある方は是非ご登録ください。
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(1)The Lancet Regional Health-Europe誌から BNT162b2は接種後6カ月でIgG抗体価がピーク時の7%に低下
 エストニアTartu大学のPaul Naaber氏らは、Pfizer社のBNT162b2ワクチンを2回接種した医療従事者を6カ月後まで追跡して液性免疫および細胞性免疫応答を評価し、接種後には5種類の変異株に対しても抗体反応が起こるが、IgG抗体価は比較的短期間のうちに低下すると報告した。結果は2021年9月6日のThe Lancet Regional Health-Europe誌電子版に掲載された。

(2)JAMA Surgery誌から ロボットを使用しても胃癌切除後の腹腔内感染症は減らない
 和歌山県立医科大学の尾島敏康氏らは、根治的胃切除術を受ける患者に対して、ロボット支援手術(RG)と腹腔鏡下手術(LG)の成績を調べるランダム化比較試験を行い、両群の術後腹腔内感染症発症率に差はなかったと報告した。結果は2021年9月1日のJAMA Surgery誌電子版に掲載された。

(3)Lancet誌から AZD1222は3回目の接種でブースター効果が期待できそう
 英国Oxford大学のAmy Flaxman氏らは、AstraZeneca社のワクチンChAOx1 nCov-19(AZD1222)の臨床試験に参加した人を対象に、初回と2回目の接種間隔を44~45週間と長くした場合のワクチンの効果と、2回目の接種からさらに28~38週後に3回目の接種を受けた場合の効果を検討し、2回接種の場合は接種間隔が長い方が抗体価は高くなり、3回目の接種を行うとブースター効果が観察されたと報告した。結果は2021年9月1日のLancet誌電子版にに掲載された。

(4)EClinicalMedicine誌から COVID-19患者に対する抗体カクテル療法は入院を減らす
 米国Mayo ClinicのRaymund R. Razonable氏らは、2020年11月に米国で緊急使用許可を受けた2種類のSARS-CoV-2中和抗体(カシリビマブとイムデビマブ)を併用するカクテル療法の効果を検討する後ろ向きコホート研究を行い、この治療は危険因子を持つ軽症から中等症のCOVID-19患者の入院リスクを減らしていたと報告した。結果は2021年8月30日のEClinicalMedicine誌電子版に掲載された。

(5)JAMA Otolaryngol Head Neck Surg誌から デキサメタゾン術前投与は甲状腺摘出後の低カルシウム血症と音声障害を減らす
 英国Royal Infirmary Hospital Edinburgh のAdeel Abbas Dhahri氏らは、甲状腺摘出手術を受ける患者の術前にデキサメタゾンを投与すると、術後の低カルシウム血症や音声障害のリスクを減らすことができたと報告した。結果は2021年9月2日のJAMA Otolaryngol Head Neck Surg誌電子版に掲載された。

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連載の紹介

日経メディカル 聴く論文
好評コラム「海外論文ピックアップ」で紹介した最新医学論文の概要をコンパクトに音声で読み上げます。毎週金曜日に配信します。

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