日経メディカルのロゴ画像

2004.04.09

【国民生活センター】 ベビーカーの安全性でテスト結果公表 5点支持式シートベルトが転落防止に有効

 国民生活センターは4月7日、ベビーカーの安全性や耐久性、使用性についてのテスト結果を公表した。その結果、股や腰のみを拘束する3点支持方式より、股・腰・肩を拘束する5点方式の方が転落防止に有効であると結論付けている。

 国民生活センターによると、1998年度から2003年11月末日までに転落・転倒などの事例が311件寄せられた。また、後部車輪が変形したなどの耐久性に関する相談もあったという。これを機に、転落や転倒などの安全性や耐久性、使用性についてテストを実施した。

 その結果、1.シートベルトは、股・腰のみを拘束し上体が自由な3点支持式が多いが、転落防止のためには、股・腰・肩で上体を拘束する5点支持式が有効と考えられた、2.一部の銘柄においては、走行中にハンドルと本体にできるすき間やフロントバーの脱着時のすき間で、乳幼児の手や指を挟む可能性があった、3.電車・バスが急停止した場合には、ベビーカーの滑り出しや転倒などの危険性があった、4.段差のある周回路を50km連続走行したとき、車輪の取付け角度の変形などを生じたものがあった−−などが明らかになった。

 これらの結果から国民生活センターでは、消費者へのアドバイスとして、1.股・腰・肩ベルトで上体全体を拘束する5点支持式のシートベルトは、転落防止に有効と考えられるので、対象年齢や使い勝手なども考慮して検討するとよい、2.ハンドルやフロントバーの操作時にすき間ができるものがあり、手や指を挟む可能性があるので十分注意するべき、3.折りたたまずに乗車できる一部の電車などでは、車輪のストッパーをかけても急停止したときには転倒するなどの危険性が考えられるのでしっかり支える、4.折りたたんだときの大きさや重さが異なるほか、構造や使用形態なども銘柄によって異なるので対象年齢などを考慮の上、店頭で確かめて選ぶとよい−−。

 なおこうしたテスト結果については、暮らしと商品テストの情報誌「たしかな目5月号(4月8日発売)」で結果を紹介している。国民生活センターの発表資料はこちらへ