日経メディカルのロゴ画像

グローバルな医療データベース構築に注力。日本の医師が世界水準で評価される社会を

2009/06/16
財団法人 国際科学振興財団会長 大竹美喜氏

聞き手:日経BPクロスメディア本部プロデューサー 阪田英也
構成:21世紀医療フォーラム取材班 編集長 桶谷仁志

財団法人 国際科学振興財団会長 大竹美喜氏

21世紀医療フォーラムは、財界の有識者の方々にも代表世話人としてご参加をいただき、ビジネスの現場で研ぎ澄まされた視点から医療へのご意見、ご提言を寄せていただいている。今回の「医療:苦言・直言」は、その財界人のトップバッターとして、大竹美喜氏(財団法人国際科学振興財団会長)にご登場いただき、日本の医療問題に関して、率直なご意見をうかがった。(2回連載。第2回)

東京湾岸に世界的なモデル医療センターを

——21世紀医療フォーラムは、産官学の有識者の方々に日本経済新聞社、日経BPがメディアサポートするような形でスタートしました。大竹さんが、このプロジェクトに参加された意義、またこのプロジェクトへの期待について、お話しいただけますか?

大竹 私は、以前からまた、財団法人国際科学振興財団会長として産官学連携の仕事をしてきました。筑波大学が独立法人化された時、「筑波大学経営協議会」が設立され、私は当初からその委員を命ぜられました。委員は、学内と学外で構成されており、私は学外の委員ですから、実業界でいえば、“社外取締役”のような存在です。

学外委員としての私の仕事は、産業界、内閣、筑波大学を結びつけることです。具体的には、産業界、内閣の知恵を大学に受け渡すという作業なのですが、なかなかうまく進めることが出来ません。

この経験からいっても、産官学の連携というのはたいへん難しい作業だと痛感しています。21世紀医療フォーラムについても、「私の果たすべき役割」は何か、そして、そのことについて、他のメンバーからご意見をいただきながら、相互の理解を深め、産官学の連携を達成していく。こういうことが課題だと考えています。

——その点については、ご関心のある分野の研究部会に、ご参加いただくのが早道だと思います。すでに「21世紀ヘルスア」研究部会にはご参加をいただき、「予防医療」「診療、治療」「高齢者ケア、介護」という3要素を見渡す視野からの、貴重なご意見をいただいています。さらに、もう1つの新しいアイデアとして、私どもがいま考えているのが「がん治療」研究部会の設立です。山積しているがん治療に関する問題を産官学の有識者で議論し、解決型の提言を行っていく予定です。癌研有明病院名誉院長である武藤徹一郎氏を座長にと考えています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
トップページトップインタビュー > トップインタビュー 新着一覧

トップインタビュー 新着一覧

この記事を読んでいる人におすすめ