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有名予備校の人気講師が教える 国試対策のツボ
第2回 国試対策は、早い仕掛け!

2009/10/13
Dr.山崎(MECBOOK監修)(MECCBT模試監修)

Dr.山崎(MECBOOK監修)(MECCBT模試監修)

まずメジャー科目を終わらせる


まず、私がいつも言っていることは、国試対策は「早い仕掛け」が大事だということです。できるだけ早い時期から、本腰を入れて勉強をスタートすべきなのです。私たちの時代の国試の科目は、メジャー科目プラス、マイナー科目は2科目選択だったからまだ余裕があった。いまの国試は全科目ですから、勉強にものすごく時間がかかる。なおさら早く始める必要があるのです。

ところが、国試の直前になって「勉強をやりきれなかった。公衆衛生が残ってしまった」と悔しがる人がよくいます。公衆衛生は国試の中でも点数配分のウエイトが高く、しかもしっかり覚えておけば、大きな得点源になる科目です。その公衆衛生の勉強を「やりきれなかった」とは、どういうことなのでしょう。

私の学生時代にも、同じような人がいました。6年生が集まる学内のラウンジで、あと数カ月に迫った国家試験を前にして、お互いにいかに勉強をやっていないかを確認し合うような同級生たちがいたものです。私は当時からそのような人たちに「なぜもっと早く仕掛けなかったんだろう」と思っていました。国試対策は、とにかく早く仕掛けること。その重要性はどんなに強調しても、強調し過ぎではないと思います。

国試のための勉強は、早ければ4年生の秋、遅くとも5年生に入ったらすぐに仕掛けるべきです。まずスタートポイントを決め、次はエンドポイントつまり目標をできるだけ具体的に決めます。目標を定めずにダラダラと勉強しても、身につくものではありません。

私の学生時代には、エンドポイントを6年生の9月の模擬試験とし、そこで60%を取ることに定めました。当時は60%取れば合格という目安が、はっきりしていましたからね。こうしてエンドポイントを決めれば、自然と、その途中の短期的な目標も定まっていくはずです。5年生で実習に入ると、授業科目の成績が急に落ちてしまう学生がいますね。これはエンドポイントをはっきり決めていないために、日々の実習の忙しさに流されて、科目の勉強がおろそかになってしまうのも原因の1つだと思います。実習があろうと何があろうと、この日には、このページまでは絶対に終わらせると決めて、実行することです。医学部の学生なら誰でも、学部受験の時にそれくらいの勉強はやってきたはずです。

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