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第8回:私の病院チェックポイント解説(その2)

2010/01/05
賀来 敦(社会医療法人北斗 北斗病院研修医)

立地条件

近隣の食事処・コンビニ、院内の銀行や郵便局などの存在は重要である。勤務時間内の外出などは、昼休みであっても望むべくもないし、夜も遅くなることが多い。従って病院界隈に夜遅くまで開いているスーパーやコンビニがあることは必須ではないだろうか。院内にATMがあって振り込みなどもできる環境であると尚良い。
また、院内売店の営業時間も重要。帰りが遅くなるときに、売店で夜食を買おうとしても17時に閉まってしまうようだと利用しづらい。カンファレンスなどで、その時間帯は身動きがとれないことも多い。また、手術が長引いた時などに売店が閉まってしまいかねない。そんな時は、手術後に空腹にさいなまれながら仕事を続ける羽目になる。私の勤務先では院内にLAWSONがあり、22:00まで開いている。また、店舗内にATMも存在し、学会費用の振り込みなどもできている。


医局の様子

「各科の医師の部屋が分かれている」あるいは「全員大部屋である」などで、院内での医師の交流度合いを測ろうとしてもあまり意味がないと私は考える。他科の受診依頼のし易さ、他科医師へのコンサルトのし易さなどは、最終的に医師個々人の交流にかかっている。
結局、病院への帰属意識が高ければ、他科医師とも有効な関係を築こうとするのではないだろうか。なお、老人ホームの話ではあるが、大部屋にいる人より個室にいる人のほうが社交的になれるというデータがある。大部屋だと、個人の生理的現象さえも他者に知られるため、互いに知らないふりをするため、結果として心に壁を作って生活するようになるらしい。ある程度プライバシーが守られないと、他人と良好な関係は築かれない。


職員食堂の充実度

これも、私の中では比較的必須項目であった。毎日食べる食事が苦痛だったなら、生活の質はそれだけで格段に落ちる。作り置きの冷や飯を毎日食べさせられるのは私はごめんである。とびきり美味である必要はなく、普通であればよい。このことは、出身大学の学生食堂や病院食堂が貧相であったことから身にしみて感じさせられた。

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